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兵庫県たつの市、そうめんの産地として知られる揖保川沿いにゴツゴツとした岩肌がむき出しの山があります。その大岩には「屏風岩」「タイコ岩」など名前が付けられ親しまれています。觜崎橋のそばの大岩には断崖に小さく彫られた仏像があります。
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川沿いの細い砂利道を北へ入っていくと、とても見つけにくいですが、花がお供えされていました。
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岩肌を見ると、地蔵菩薩様が彫られています。
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等身大の地蔵菩薩様です。
宝珠を右手に、錫杖を左手に持つ僧形のお姿。法衣の裾の襞も細かく彫られ、光背の舟形に厚みを持たせ、蓮の台座もうっすら残っていて、像の周囲も丁寧に彫られていることがよくわかります。
銘文も刻まれていて、南北朝時代の文和3年に藤原某氏の追善供養のために彫られたそうです。
制作年代が明らかな磨崖仏としては兵庫県内最古のものと言われています。
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10mほど上流に行くと、同じく川沿いに大きな岩肌が見えてきます。その左下部に、よく見るとうっすらと小さな地蔵菩薩が4体見えてきます。
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磨耗が激しく、4体あるうちの2体しか顔が分かりません。他2体は、はっきりした容姿はわかりませんが、光背が残っており、そこに4体並んでいたことがわかりました。
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周辺は、揖保川の水門の様な物があります。
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また、姫新線の鉄橋もありました。
ちょうど電車も走って来たので、撮り鉄ではないですが、写真を撮影しました。
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急いで撮ったのでアングルはイマイチです。
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揖保川では、鮎の友釣りが盛んで、たくさんの釣り人が釣りを楽しんでいました。
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急いで撮ったのでアングルはイマイチです。
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揖保川では、鮎の友釣りが盛んで、たくさんの釣り人が釣りを楽しんでいました。
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後で分かったのですが、磨崖仏の岩の上に古宮天満宮という神社があります。その階段の横には「寝釈迦嶺」の文字が入った歌碑があり、階段を上がり対岸を見ると、ちょうど釈迦の寝姿と例えられた嶺がよく見え、磨崖仏の真向かいが足のあたりになります。ダブルの仏さまに守られたこの里は聖なる場所と言われているそうです。
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