無責任なデマで、感染者疑いをかけられた被害者があちこちで困っている。
長野県松本保健所管内(松本市、塩尻市、安曇野市、東筑摩郡5村)で新型コロナウイルス感染者が確認されてからあの人が感染者だとするデマが広まっている。
秋田でも横手市に「社長がウイルスに感染した」という風評被害を受けた会社がある。
東京大大学院の関谷直也准教授(44)=災害社会学=は「人々の不安感が収まらない限りこうした事態は続く。
と解説している。
他にも各地で感染者だと言うデマが出ているようだ。
原因のほとんどは、自治体発表の情報量の少なさに起因している。
個人を特定して欲しい訳ではなく、せめて⚪⚪市のどの辺のエリアに居住か、行動範囲はどの辺迄か、どの辺のスーパーなどに買い出しに行ったのかぐらいの情報は公開して欲しい。
情報の隠蔽が様々な憶測をうみ、とんでもないデマを生んでいると思う。
新型コロナウィルスの感染経路は主に、飛沫感染や接触感染だと言われている。
>感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。
他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
ということは、感染者が触れたものにはウィルスが付着しているので消毒が必要になるということだ。
感染者がマスクをしていれば飛沫感染のおそれは低くなるようだが、感染者や濃厚接触者が手で触った後の間接接触感染の危険性は高くなる。
スーパーでの買い出しで何に触ったか、他の一般客にはわからない。
ここがとんでもない落とし穴だと思う。関節接触感染予防策として公には
●こまめな手洗い
帰宅時や調理の前後、食事の前には石けんで手を洗いましょう。
と言われても、これだけで十分なんだろうか?
疑心暗鬼になるような予防策だな。
日中、仕事でドアノブ・スイッチなどいろんな物に触るし、スーパーなどに行った時に店内の商品に触っても、帰宅するまで手洗い・消毒は必要ないのか?
こまめな手洗いや消毒と言っても、特に感染者や濃厚接触者の行動範囲がわからくては、重点的な手洗い・消毒とか100%出来ないと思う。
出来れば、そういうエリアやスーパーからは距離を置いたり、そこでは神経質に徹底的に手の消毒をするとかして自衛することが一番手っ取り早いのだが。
何も情報がないまま、いつの間にか感染してしまうのが一番怖い。
いろんな所に感染の危険性があるので、自治体は情報を隠蔽しないで、個人名以外、大まかな情報公開はしてもらいたいと思う。
特に感染者や濃厚接触者の性別や大まかな年齢、居住エリア(町内会名)や行動履歴、買い出し先のスーパー名。
本気で感染拡大を防止したいのなら、間の抜けた一般的な予防策だけでは防止できないのではないか。
じゃないと、不安に不安が重なり、無責任なデマがどんどん拡散するだけだと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます