№2 顕在！空間・音埋めフレーズ《J.R.モンテローズ(ts)》

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　ジャズサックス「J.R.モンテローズ」のレコード紹介です。♪～♪
 

東海岸・黒人？　西・白人らしく「カラッ」と音質！

空間・音埋めフレーズ、デビュー作と変わらず顕在！

太く・枯れた味わいで・堂々と、バラードで魅せる！

一句

　“　モンテ「ローズ」　コートに「すみれ」　枯れた音　”

L:復刻版　　　                                       R:オリジナル版

②『ストレイト・アヘッド』(59)　　
《Straight Ahead/J.R.Monterose》
J.R.モンテローズ(ts)、トミー･フラナガン(p)、

ジミー･ギャリソン(b)、ピート・ラ・ローカ(ds)。

①『J.R.Monterose』(56) №1　癖＆訛り！まるで大阪人《J.R.モンテローズ(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

とにかく「豪快」、ブッ太い音が轟き渡る。

東海岸の黒人・H.バップ・ド真ん中と思いがち。

 

だが、西海岸の白人テナー屋。
音質が「カラッ」とし、ネチっこさが無い。

そんなとこが、白っぽさを臭わしているか。

A#1のタイトル曲、ドラムとテナーの掛け合い。
奇抜なモンテローズのフレーズと斬新なドラム。
ラロッカのドラムは、ちょっと他にないスリルがある。

初リーダ作①『J.R.Monterose』に続いて第二作目。

一瞬の間を空ける空間・音埋めフレーズは、①と変わらない。
奇抜・不思議感覚のモンテローズは聴く程にド壷にはまる。

 

バラードは、A#2｢コートにすみれを｣とA#4「I Remember Clifford」。
枯れた味で太く吠え、間を空けた瞬間「ドキッ」とする。
ゆったりとしたバラードで緊張感を保ちながら、

堂々と歌い込むモンテローズ。このバラードは聴き応えあり。

一句

“　モンテ「ローズ」　コートに「すみれ」　枯れた音　”

 

♪～♪ 　｢コートにすみれを｣、枯れた味わいで堂々とバラードで魅せる。

Violets For Your Furs - J.R.Monterose

The Message 　Nov.24, 1959

Violets For Your Furs - J.R.Monterose