№1 艶の音、ホルンに邪魔され《ジェリー・ダジオン(as)》

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　  ジャズサックス「ジェリー・ダジオン」のレコード紹介です。～♪
 

アレンジ＆3ホーン・アンサンブルが推し。

透明感＆艶、綺麗な響きのアルトだが。

ホルンに邪魔され、アンサンブル要員？

 

一句

　“艶っぽい　アルト探すや　アンサンブル”

①-1『フレンチ・トースト』(84)
《French Toast/French Toast/Jerry Dodgion》
ジェリー・ダジオン(as)、ピーター・ゴードン(fh)、

ルー・ソロフ(tp)、マイケル・カミオ(p)、

アンソニー・ジャクソン(b)、デイヴィッド・ウェクル(ds)、他。

①-2 Electric Birdレーベル/KING(K28P 6302)

 

《Lew Soloff(tp) Blog紹介》

①『But Beautiful』(87)№1 古めかしさ with 打撃音《ルー・ソロフ(tp)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

ダジオン、初めて聴くアルト吹き。
ビッグバンドを渡り歩いているからか。

リーダー作は、どうも無いようだ。

「フレンチ・トースト」ふざけたグループ名だ。
リーダー・ゴードンの楽器は「フレンチホルン」。

こんな名からとってるが、この楽器も初ジャズだ。

カリプソリズムにのり、ギンギンのホーン部隊。
目立のはラッパのソロフ＆叩きっ放しのドラム。
柔かい音で巧く間を埋めてくるフレンチホルン。

 

耳を立て、初物ダジオンを探しまくるが。
どうにも・こうにもダジオンがソロで登場しない。
アンサンブル要員として、参加はしているが。

ゆったりとした曲「Butter」でソロが登場。
透明感＆艶、綺麗な響きのアルトが聴ける。
流石にビッグバンド本業の方だ。
アクも癖もなく、滑るようにアルトが響いてくる。

ホルンにラッパ＆アルトのアンサンブル。
優しく丸く包み込むホルン、鋭く切込むラッパ。
艶と美しさのアルト、アンサンブルにうっとりです。

癖を殺した3ホーンの音圧は、凄味がある。
軽快なリズムで、アレンジ＆アンサンブルを聴かせる1枚です。

 

　一句

　“艶っぽい　アルト探すや　アンサンブル”

 

当①は、KING国内盤で聴いている。

国内企画で、録音はN.Y.。

レーベルはElectric Bird/KING。

切れが良く、暖かい良い録音がされています。

 

♪～ 「Butter」　この曲はゆったりとし、艶のアルトを堪能して下さい。