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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 ロックビートで「どろっ」ぷり《カーメン・マクレー(女性Vo)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  女性ジャズヴォーカル「カーメン・マクレー」のレコード紹介です。~♪
 
50歳代の70年代、熟年の「す」で響かす。
人ヴォーカル臭、「ぶんぶん」振り撒き。
ロックビートの「ろっ」ぷり、で唄い込む。
 
一句
 “怒す効かせ 年ヴォーカル どろっどろ”


②『オール・ザ・シングス・ユー・アー』(73,74)
《All The Sings You Are/Carmen Mcrae》
カーメン・マクレー(vo)、ズート・シムズ(ts)
ディック・シャーヴ(p)、レイ・ブラウン(b)、フランク・サーヴリノ(ds)、他。
 
《Carmen Mcrae Blog紹介》

《Zoot Sims(ts) Blog紹介》

①『After Glow』は、50年代のカーメン。
当②は、70年代の歌声を聴かせてくれる。

①のカーメンは、アクも癖も無い唄い方。
黒人なんだが、強引なジャズ感は無い。
体のカーメンの説得力に引き込まれる、と紹介した。
 
当②は、異次元の世界に入り込んだような。
人ヴォーカルのジャズらしさが「ぶんぶん」臭う。

癖が無いなんて、とても言えそうにない。
ロックビートに乗るは、シャウトにスキャットに。
①と異なりイナミックに「ごんごん」押し寄せてくる。

①は秘蔵盤扱いだと、決めた。
と喜んだが、当②は資金稼ぎのりと決めた。

当②の特徴は、ロックビートの「どろっ」ぷりか。
ズート(ts)が参加し、興味を惹く曲がある。
か弱いテナーが漏れる程度の「This Masquerade」。
 
この時、カーメンは51歳。
説得力は増し、むしろかましいほどの底力。
スケール感は、爆発するほどの迫力増し。
 
 一句
 “怒す効かせ 年ヴォーカル どろっどろ”
 
ごつく・たくましいカーメンを楽しんで下さい。
ただ、どうも私には手にる方ではあります。
 
♪~ 「Masquerade」「どろっ」ぷりの歌声&ートのテナーが聴けます。


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