№12 ｢べらんめぇえ～｣に陰りが？《ブッカー・アーヴィン(ts)》

♪～♪ ご訪問ありがとうございます。
　ジャズサックス「ブッカー・アーヴィン」のレコード紹介です。♪～♪
 

EU移住～帰米・約１年後、もう後が無い！

「べらんめぇえ」調に少し陰りが・・・・！

唯一復活した１曲に嬉しさが溢れ！

一句

“　後が無い　完全燃焼　期待して　”

⑫『ヘヴィー！！！』(66.9)
《Heavy!!!/Booker Ervin》
ブッカー・アーヴィン(ts)、ジミーオーエンス(tp)、ガーネット・ブラウン(tb)、

ジャッキー・バイアード(p)、リチャード・デイヴィス(b)、アラン・ドウソン(ds)。

《Booker Ervin Blog紹介》

⑩The Trance『』(65.10)　№10　恍惚！EUで彷徨ったか？？《ブッカー・アーヴィン(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑪『Setting The Pace』(65.10)　№11　EU版｢べらんめぇえ～｣ってか？！《ブッカー・アーヴィン(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

定番メンバ・リズム陣３名の復帰が嬉しい。
アーヴィンは60～68年間(70年他界)で立続けにリリース。
この⑫はその期間の終盤、第４コーナーを回った辺りか。
EU移住から帰米し、約１年後のレコードとなる。

　一句

　　“　後が無い　完全燃焼　期待して　”

EU時代の⑩・⑪と当⑫は音が変った。
得意技・江戸っ子の「べらんめぇえ」調に少し陰りが。
ミディアム・スローテンポが多く、「てやんでぇえ～」と捲し立てない。
落ち着き払った音、ロングトーンが多くなった。

「べらんめぇえ」調が売りだが「一抹の寂しさ」がある。

半狂乱アドリヴに変わりないが、「普通」に少し近づいた。
バイアードの不協和音の暴発は影を潜め。

不安定な響きがテンションを高めたが、今は失われた。

この⑫ではラッパ、ボントロを加えた初の３ホーン。
アレンジに拘って無いから、邪魔者は除けて欲しいが。
B#2の曲は「べらんめぇえ」が復活した唯一の曲。

手癖フレーズが何度も、語尾のフラット下降・・・。

もう嬉しさが止まらない。

 

♪～♪ 　B#2の曲、手癖フレーズが何度も、｢べらんめぇえ｣調復活唯一の曲

Bie Mir Bist du Schöen - Booker Ervin Sextet

Booker Ervin (ts) ブッカー・アーヴィン Jimmy Owens (tpt) ジミー・オーエンス Garnett Brown (tb) ガーネット・ブラウン Jaki Byard (p) ジャキ・ベヤード Richard Davis (b) リチャード・デイビス Alan Dawson (d) アラン・ドーソン 1966/09/9 https://en.wikipedia.org/wiki/Heavy!!! https://en.wikipedia.org/wiki/Bei_Mir_Bistu_Shein

Bie Mir Bist du Schöen - Booker Ervin Sextet

《Booker Ervin Blog紹介》

⑧『Groovin' High』(63～64)　№8　祭囃子！投げ捨てアクセント《ブッカー・アーヴィン(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑨『The Space Book』(64.10)　№9　前衛路線？アグレッシヴに《ブッカー・アーヴィン(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ