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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№2 仕上は加工品 or 半生?《(加)ケニー・ホィーラー(tp)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ケニー・ホィーラー」のレコード紹介です。♪~♪
 
透明感溢れ過ぎ、まさしくジャズの加品!
野生の強さ&しいフレーズ、ガルバレク!
ドラムの生々打撃音、加工品を「生」に!
一句
 “野蛮ジャズ エコーサウンド 抜かれ”

②『ディアー・ワン』(77)
《Deer Wan/Kenny Wheeler》
ケニー・ホィラー(tp,fl)、デイヴ・ホランド(b)、
ヤン・ガルバレク(ts,ss)、
ジョン・アバークロンビー(eg)、ジャック・ディジョネット(ds)。
《Kenny Wheeler Blog紹介》

独ECMとenjaレーベルがいだ。
透明過ぎて、ラッパもテナーもスケルトンに。

まさしくジャズの加品。
生肉をソーセージにしたような。
スパイスは効かせず淡白な魚肉加工品に。

ホィーラーのラッパはこの音質が合うのか。
どれを聴いてもタンキングの強さを失った音。
尖った明音が情緒まかせで流れていく。

剥き出しテナーのガルバレク。
野生的な音創りの大ファンである。
強さ&美しいフレーズの融合は独自の世界。
 
ECMの手に掛かりスケルトンな野生音に変身。
まるで狼の吠えが暗闇に反響するようだ。
 一句
 “野蛮ジャズ エコーサウンド 抜かれ”

そんな中、たくましく「生」音を叩き出す。
ディジョネットのドラム打撃音が巧さを効かす。
人工加工のサウンドを「生」仕上に。

ホィーラーは出身、英で活動。
ガルバレクはノルウェー、オランドは英出身。
まさしく多国籍部隊である。
 
♪~♪  透き通った音の世界で、サックスの性味&美しいフレーズに注目を。

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