だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 「鶏・屠殺場」実況現場録音盤《ケン・マッキンタイア(as)》

鶏の屠(とさつ)場or精肉工場の「実況録音」盤。
「グギッ、ギャゴ、ィィ~~」!!
この2人、まるで鶏の首を絞める殺者の如し。
①『ルッキング・アヘッド』(60)
《Looking Ahead/Ken Mcintyre》
ケン・マッキンタイア(as,fl)、エリック・ドルフィー(as,fl,bcl,)、
ウオルター・ビショップJR(p)、サム・ジョーンズ(b)、アーサー・テイラー(ds)。

YouTubeリンク》
このジャケット、オヤジ&ガキ?ツラ構えはとてもジャズマンに見えない。
オヤジが歴史的立役者エリック・ドルフィー(as)、ガキがマッキンタイア。
オヤジ&ガキとの関係では無い、弟関係である。
誰にも真似出来ない演奏だが、両者の音質&フレーズは良く似ている。

ドルフィーは大ファンで、全レコードを集めた。
こんなレコードで脇役参加してたとは。
ドルフィー(Rch)は、アタック音が鋭角的で神経を撫でるように突き進む。
Lchから登場するマッキンタイアは、フレーズに味と抑揚感が有る。
酔っ払いが吹くように「ラア~~」として、キミが悪い。

2人揃って「鶏の屠場」の悲鳴の如く「グギッ、ギャゴ、ィィ~~」。
右から左から鶏を絞め殺す悲鳴で殺者に成り切ったように。

面白いのは妙チクリンな抑揚のテーマ。
ドルフィー節の「クネ・クネ」メロディーに、ピタッと2人の息が合う。
ドルフィー学校の弟関係は凄い。
異様な雰囲気のドルイフィー節も、1枚聴けば異常が正常に変わる。
この面白さ&新たな刺激がたまらなくイイ。


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