見出し画像

だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 アドリブの「巧い&下手」のサンプル展示《サル・ニスティコ(ts)》

チンケ・プアーな音が「&太さ」を武器に変身!
レコード①&②は「巧い&下手」のンプル展示!
渡欧までの10数年、下積み生活・ドンベッタリ!
②『カミン・オン・アップ!』(62)
《Comin'On Up!/Sal Nistico》
サル・ニスティコ(ts)、サル・アミコ(tp)、バリー・ハリス(p)、
ボブ・クランショウ(b)、ヴィニー・ラッゼロ(ds)。
YouTubeリンク》
レコード①のリーダ・デヴュー盤の翌年録音。随分とわった。
チンケ・プアーな音がかな太さを武器にして生まれ変わった。
フレーズが多彩になりアドリブが楽しめる。

①と②はアドリブの下手さ(①)と巧さ(②)のンプル展示のようなもの。
A#3、特に活き活きとしているサンバリズム。
弾むリズムに、この人はノレる。
4ビートの鈍重なアドリブよりは、よっぽどズミカルなサンバがイイ。
サンバにボサノバ等リズミカルな曲を描けば、彼の特徴が出せただろうが。
そうすれば、リーダ作はもっと多かったハズ。

①・②のリーダ作を出した以降、62年~75年までリーダ作が無い。
売れないジャズマンの多くは、渡欧・移住しジャズ活動を継続する。
ニスティコの空白の約10年、彼はビッグバンド要員で食い繫いだ。
下積み生活のドン底、そして75年に渡しやっとリーダ作を発表。
次回№3は、渡欧後・再起・「別人の演奏」を紹介。
 

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「SAX S~始まる」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事