だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 やっと「光る奴」に出会えた《エディ・アレン(tp)》

とにかく、まじい。
ジェットコースタできづり回される。
スピード・スリル・張り詰めたンションで・・!
 ①『リメンブランス』(93)
《Remembrance/Eddie Allen》
エディー・アレン(tp,flh)、ドナルドハリソン(as,ss)、ケニー・バロン(p)、
ルーファス・リード(b)、カール・アレン(ds)。
YouTubeリンク:https://youtu.be/PfFi3PLm-WA》

とにかく凄まじい。
80年代以降、新たなトランペッターが枯渇している。
ウディ・ショウ、トム・ハレル等聴き漁るが、やっと「る奴」に当った。
スノーボードに乗り、ジェットコースターで引きづり回される感じ。
スピード&リルがハンパじゃない。
針金のような鋭いトーンが鼓膜を打ち抜く。

ペット、サックス、ピアノがリズムを先食いし、否応無しに迫感が増す。
単なるモードでは無い、ハードバップよりのメロディーがウキウキさせる。
メロディーの巧さはミディアムテンポの曲に良く現れ、
中域太目・かなフレーズで堪能させる。

少し残念なのはンタープレイの妙技が無い。
これは、OTB、ケニー・ギャレット等80年代以降のグループに共通する。
息の合ったバックのアンサンブルに、アドリブソロが乗っかったイメージ。

本来のジャズの醍醐味・インタープレイが聴けないのは残念。
叉、B面のオリジナル曲は一風変りモンの曲。
2ビートのディキシーと思わせるユニークな一面を聴かせる。

エディ・アレンはリーダアルバムが数枚しかない。
レコードはこの1枚のみ、国産ヴィーナスレコードに感謝。
欧州筆頭に漬物にする程・腐る程テナー野郎が排出される。
ところが、ペット野郎が出て来ない。
鳥取丘でたった1つ見つけたダイヤモンド。
やっと、「る奴」に出会えた。
 

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