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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 テナー3本!リラグゼイション《アル・コーン(ts)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
  サックスジャズ「アル・コーン」のレコード紹介です。♪~♪
 
西海岸人サックス奏者・御得意芸!
練りに練った3本テナー「ンサンブル」!
どれが誰? と考えず、「ラクゼイション」を!
一句
 “ どれが誰 捜し求めず ラックス ”
②『ザ・ブラザース』(55)
《The Brothers/Al Cohn》
アル・コーン(ts)、ビル・パーキンス(ts)、リッチー・カミューカ(ts)、
ハンク・ジョーンズ(p)、バリー・ガルブレイス(g)、
ジョン・ビール(b)、チャック・フロアーズ(ds)。

ジャズの醐味は、アドリヴの個性&インタープレイ。
それは、意外性・刺激・緊張感・・etc.を生む。
 
この②には、これらの望むものは一切ない。
在るのは協調性&地良いリラグゼイション。
自分の望むジャズ、その真逆なスタイルのレコード。

聴き処は3本テナーの「ンサンブル」。アルのアレンジ?
3本のテナーが面白いように重なり、時に1本・2本が顔を出す。
 
3人の個性はやんわりとわかるような。
パーキンスはさと豊かなメロディー。
カミューカは直線的に突っ込んでくる。
 
今回のA.コーンは・下手。
「ヌボ~」とした音色でリズムが重く・乗りが悪い。
フレーズの頭に強く入るが、弱く萎み・消滅していく。

穏やかに・心落ち着け「アンサンブル」に身を委ねる。
どれが誰? と考えると、心の「リラグゼイション」にならない。
ただ、一番サマになってるのは、ーキンスのアドリヴの入り方。
 一句
  “ どれが誰 捜し求めず ラックス ”
 
♪~♪ 3本テナーのアンサンブル、心地良い「リラクゼイション」をどうぞ。


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