№1 遠くパリ！＆B.ジャスパー・初協演《ジミー・レイニー(g)》

J.レイニ－＆B.ジャスパー・EUグループ！

中太音の弦＆穏やかテナーが絡み合う！

邪魔せず・競いもせず、「ノリ」にホロッと・・・

一句
　　　“　遠くパリ　思わぬ音に　心寄せ　”
①『ヴィジッツ・パリ Vol.1』(54)
《Visits Paris/Jimmy Raney》
《YouTubeリンク：https://youtu.be/4HYIBixY14w?list=OLAK5uy_lDLKvyGbSx3Q7O9nkm1DzwjDbbvlYoaOk》
ジミー・レイニー(g)、ボビー・ジャズパー(ts)、ジャン＝マリー・イングラン(b)、

ロジャー・ゲランorモーリス・ヴァンダー(p)、ジャン＝ルイ・ヴィアル(ds)。

ジャズギター業界の有名人・元祖・老舗的存在、ジミー・レーニー。
とは言うが、特に際立ったものが・個性がある分けでも無い。
上手くリズムに乗り、淡々と上手なフレージング。ってな感じか。
当時(54年)のギター業界では、これが凄い。と、納得させられて・・・・

レイニーはスタン・ゲッツ・グループの一員。

EUツアー時、パリで活躍する現地ジャズマンとの録音。
目立つのは、ベルギー出身のB.ジャズパー。
スタン･ゲッツの代わりにジャズパーを立て、ゲッツもどきのEUグループ。

ってとこか。

ジャスパーの堂々とした暖かみのある音とフレーズはゲッツよりイイ。
中太音のギターとジャスパーの穏やかな音色が絡み合う。

お互いが邪魔せず・競いもせず、初協演と思えぬ「ノリ」がホットさせる。
　一句　

　　　“　遠くパリ　思わぬ音に　心寄せ　”