カナディアンロッキーでのんびり

Japan→Kelowna→Vancouver→Banff ツアーガイドやってます!

ひどい、ひどすぎる・・・

2023-05-18 | お仕事
2023年5月17日(水)


今日は、ここからお仕事始まりましたぁ。
レイクルイーズビレッジにあるインフォメーションセンターです。
お客様は、朝7時から出発していて、レイクルイーズをほかのガイドでご案内。私は、ココから引き継ぎでした。

今日は、贅沢にもおひとり様のお客様をご案内。
しかし、空が・・・空が・・・・ひどすぎました・・・。

Crowfoot Glacier

ほとんどどこにあるかわかりません。
左側の煙が濃いほうに氷河がありますが・・・。

どこもかしこも山火事の煙が、たまりにたまっていました。
昨日から流れてきている煙ですが、今日もやはり風向きが、燃えている場所の北から南のこちら側に・・・。

Bow Lake

手前の近い山しか見えませんでした・・・。
本当にお客様、かわいそう。もちろんあまりかわいそうとか連呼しませんよ。
言葉に出してしまうと、さらに悲しくなりますからね。
内心ずっと思っていました。


ボウレイクは、だいぶ雪も解けてきて、お花も出てきました。
White Globe Flower(キンポウゲ科)かな?


そして、ボウレイクでお客様がフリータイムを取っているとき、
車の方に戻るとき、あれ?木、伐採されちゃった?と思ったのですが、
ここは国立公園、そんなこと勝手にはできません。
毎年雪に覆われてしまい、折れちゃった?いや違う!

よーく見ると、ビーバーにかじられた跡ですわぁ~!!!

しかし、疑問が残ります。こんな標高高いところにビーバーいる?
通常ポプラの木がある標高1600mぐらいまでしかいないはず。
ここボウレイクは、標高2000mです。
このネコヤナギぐらいしか、やらかい葉っぱの木はないし、
少なすぎる。

でも、奥を見ると、


ビーバーハウスがちゃんとできてる!
この写真わかりづらいですが、真ん中の木が三角形に積まれているところがビーバーハウスです。

ダムもちゃんと見受けられました。
ドローンでも飛ばせられたら、上空からわかりやすいですが、
ここ国立公園は、ドローン飛ばせません。ていうか、ドローン持ってないけど。

前回(6日)来たときには、なかったはずなので、
この10日ぐらいで作ったのかしら?
次回行くのも楽しみになりました。

Peyto Lake

ペイトレイクは、展望台から見る湖ですが、かろうじて、「ある」てな感じでした・・・。

Waterfowl Lake

湖面の氷が解けきっておりました。みずうみのいろが、緑できれいなのに、
やはり煙がすごくて、きれいさ減・・・。

Black Bear その1

クマちゃん出ました! よかったーー!
景色がいまいちなので、野生動物だけででも出てくれたら、と願っていたら、
出てくれました。

Athabasca Glacier

今日のメインの雪上車観光場所。ここが一番今日山が見られました。
標高が高いので、低いところよりは煙がたまっていない感じ。
たまたま雪上車が運ばれておりました。

ここで3時間ぐらいの滞在。
お客様は、雪上車とスカイウォークへ。
私は、車で待機。晴れているのに煙がすごいので、
お散歩したかったのですが、空気が悪いのでやめておきました。
なんせ、ここまで来たら、煙のせいでしょうか、のどが痛くなっていましたので、少し昼寝。

Black Bear その2

そして、バンフへの帰り道、またまたクロクマちゃん。
午前中に見た子と同じ子かも。
午前中は、森の中でしたが、宿泊施設前のタンポポ一所懸命に食べていました。

Black Bear その2(前写真と一緒の子)

そして、前方の500mぐらい先でも、なんだかいるーーーー。

Black Bear  その3

違うクロクマちゃんがいました!
そういえば、この辺りにベアウォーニングの看板があったのでした。
最近頻繁に徘徊しているようです。

Black Bear その3

その1も、その2も、そしてその3のこの子も、左耳にタグが付いていました。人近くによく出ていて、一度捕獲されたこたちです。
しかも、カラー(探知機の首輪)もつけられていました。
あくまでも野生です。国立公園内の全クマちゃんたちがついているわけではないですよ。

たくさんクマちゃん見られて、少しは良かった。
なんせ、景色が、残念でしたので。

バンフへ戻ると、さらに煙がすごく、周りの山が全部煙で隠れていました・・・。においも、焚き火の近くにいるように、くさい・・・。
さらにのどが痛くなりました・・・。

明日は、煙がどっか行きますようにぃ。