クスっと笑える日常を描いた1冊 『グレッグのダメ日記』

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今回紹介する一冊は、世界中で大人気の児童書「クレッグのダメ日記」。
著者はジェフ・キニーさんです。実は小学生の間では超が付くほどの有名人だそうです。
一見ハードルが高そうな翻訳作品ですが、子供たちの間では暑い支持を集めているようです。
先日、横浜市立森の台小学校を音連れた際には３年生、４年生の児童約２４０名が熱狂的に出迎えたそうです。笑顔で登壇したキニーさんは、自分が子供の時に付けていた日記がヒントになりシリーズが生まれたことなどを話されたそうです。



書籍の中で、主人公の中学生グレッグは「お金持ちや人気者になりたい・・・」と野望は大きいですが失敗ばかり繰り返す・・・。愉快な家族や友達に囲まれ少年でした。
誰もが身に覚えがありそうな出来事・・・、クスっと笑える日常が描かれています。
キニーさんは参加されている児童らに日記をつける楽しさを伝え「一番面白いのは現実の世界」と語っていたそうです。
読んだことのある児童の一人は、「自分の話かと思うくらい、グレッグの気持ちがわかるのが面白い」とシリーズに夢中になっている様子がうかがえられました。
「ハッピーエンドで終わらない、日常の話が好き」とも言っていました。
また、別の児童は、「一度諦めたけど毎日じゃなくても日記を書いてみようかな」と笑顔で語っていました。
同シリーズは世界で累計約２億９千万部。日本では2008年に販売以降、発行部数は累計170万部を超えていて、「学校でほんの奪い合いが起きる」と言われるほど人気があるそうです。
キニーさんは「最初は大人向け、子供時代に郷愁を感じさせる物語を描いたつもりだった」と明かしています。第１作は4年かけて構想を練りさらに４年かけて書き上げたそうです。
文字だけではなく漫画を織り交ぜた日記風の構成は普段から本を読みなれていなくても浸し見やすく、読書が好きになるきっかけにも・・・。キニーさんは「一冊の本を読み切った達成感はとても他大切、続けていろいろな本や漫画を楽しんでほしい」と日本の読者にメッセージを送っています。

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