地味女生活 旅の記録帳

地味な女、略して地味女(ジミージョ)が地味に趣味にしている旅の不定期記録帳です。

2014年10月9~12日 香港16

2014-12-27 21:02:09 | 香港
私が行ったこの時期、香港ではちょうど大掛かりなデモを行っていまして。

近々強制排除と言われていましたが、思ったよりは、というか、日本のニュースで報道されているよりは、はるかに穏やかな感じで拍子抜け。

デモ会場はバリケートが作られています。



ネイザンロードという、九龍島でも一番交通量の多いメイン道路が、一区間分完全に封鎖され、車両は一切通れません。
すべて迂回ルートです。

普段は車両が途切れることなく大渋滞している道が歩行者天国になってるって、ものすごく不思議な感じ。

デモに参加している人に向けて、携帯の充電サービスやってます。(デモ参加者は無料)



バリケードには、メッセージが書かれたカードが沢山貼られています。







あちこちで演説も行われています。



テントを設営している人も。









そもそも今回のデモの原因は、香港の長官を決める選挙の候補者が中国の政府から指定した人のみと決定したからであり、それでは香港は植民地時代と何ら変わらないじゃないか!民主的な選挙をやらせろ、と、ある学生が意を唱え始めデモに発展したのだそう。(違うのかも知れないけど、私はそう解釈しました。)

香港人は、香港人としてのプライドがあり、決して中国人ではない。という事です。

だから、国民がきちんと納得できる政治を行ってほしい。

国民が選びたいと思える人物を候補者に挙げてもらいたい。

そういうことが発端のようです。

香港は民主主義の国であって、共産党国家ではないのだと。

そんな国民の熱い気持ちが、今回のような大きなデモを行う事になったんですね。













今回のデモ、アンブレラレボリューション(傘革命)といって、これは、警察の催涙ガスから傘で身を守ったところからつけられたそうです。

デモも、9月下旬からと長丁場になってきたので、体調不良を訴える参加者も多く、救護室もありました。





実は、ここで少しお話を聞いたんですが、10分くらいの間にも何人もこの救護室を訪れていました。

みんな頑張っているんだよね。

私も、広東語や英語がもっと流暢だったら、聞きたいこと沢山あったんですが、つたない英語だと伝わらなくて、相手の言ってる事も2割くらいしか理解できてないと思うしね。

勿体ないよなー。

ちゃんと勉強しなおそうかな。

















そこかしこに警官の姿も目立ちます。









日本もそうですが、どこの国であっても、国民に優しく平等な政治を行って、国民が安心して暮らしていける国作りをしてほしいなと思います。

続きます!

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