フランダースの犬

私は、
先週月曜日まで
毎朝
朝８時から泣いていた。


こちらのローカルテレビ局である
TVK(神奈川テレビ)で
「フランダースの犬」を放送していたからだ。



フランダースの犬は
40年ほど前
「アルプスの少女ハイジ」の後
放送されていたアニメ。

４０年の時を経て
改めて大人目線で見ていると

アニメに出てくる
村の大人たちの
ネロに対するいじめや偏見に
泣いたり怒ったり…と忙しい。
本当に大人たちがクソで頭にくる。
けなげに生きているネロに
これでもかと、辛く当たる。



風車の火事の犯人と
濡れ衣を掛けられ
それでも
展覧会に出す絵を仕上げ
アントワープの街に
作品を出しに
幼馴染の弟ポールと行く。
そこでアロアに会ったり
帰り道、
ポールが、ネロが飼ってるアヒルのクロを
一日貸して欲しい・・と言われ
クロをポールに貸す場面があった。
…そうか。
最終回アントワープの寺院の絵画を見る為に
寒さに耐えながら
パトラッシュと共に
天に召されて行ったシーンで
アヒルのクロの姿が無かったので
この時にポールに預けたのか…と
納得。
悲しい結末を知っているだけに
もう、このシーンですら
涙が出る。


木こりのミシェルさんが
身寄りのないネロを引き取り
森で暮らすという選択肢もあったのに…


お願いだから
きこりのミシェルさんと
一緒に
森で暮らしてくれよ
ネロ！


何度テレビの前で
泣きながら　　　←号泣＆嗚咽
心の中で叫んだことか！




おじいさん亡き後　
悲しみを一人抱え込み
最後に辿り着くのが教会。
教会で憧れのルーベンスの絵を見ながら
追いかけてきたパトラッシュと一緒に
天に召される。
何度見ても
このシーンは泣ける。

小さい子供向けのアニメのはずなのに
まるで救いが無い。

いや、救いが無いからこそ
いつまでも心に残るのかもしれない。















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