みふうずらの縁側

へっぽこライダー
家族構成は犬・猫・人間、のんびり暮しています。

自分のこと その5

2022-05-13 18:35:00 | 日記
雨が多くなって来ましたね。
わたくしメ、梅雨時期は酷く体調が悪くなります故、梅雨はまだ先ですが、この時期に雨が降ると今にも梅雨入りしてしまうのでは?と、要らぬ心配をしてしまいます。

生きていて良いという資格を得たものの、あっという間に幸せの絶頂から突き落とされた私でしたが、元婚約者の彼と本当に彼の心臓が止まるその瞬間まで、全てを捨てても彼の側に居たいと願っていた私ですが、当時22歳で親から『乞食にもなれない』と言われ続けていた私は親に逆らうことが怖くてなりませんでした。
それでも彼の側に居続けたい❗️という気持ちが揺るいだ事はありませんでした。
結婚式の2ヶ月前に宣告された『余命半年』など1度も信じた事は有りませんでした。

当時は今よりずっとずっと医学は進歩していませんでしたし、私自身も『奇跡という言葉が有るのは、滅多には無い事であっても奇跡は現実に存在するから奇跡という言葉が有る』と信じていました。

現実、退院出来ないとまで言われていた彼は退院出来ました。
退院した彼と一緒にドライブにも行けましたし、美味しいケーキを一緒に食べて「美味しいね💕」って言い合う事も出来ました。
ささやかな幸せと言ってしまえばそれまでですが、その『ささやかな幸せ』こそ私が1番欲しかった物でもありました。

彼は「自分の病気は癌ではないか?」と疑い、私はその彼の疑いを感じつつも将来の話し「結婚式はいつ頃になるかな?」「たくさん心配させられたから、新婚旅行は奮発してね」erc …一生懸命に笑いながら自分達の明るい将来の話しをして、彼も自分自身の病気を疑いながらも、私の話す『2人の明るい未来』に付き合ってくれました。

いつの間にか私の心は病んでいたのかも知れません、彼が亡くなってしまったら『私の存在価値は無くなる』と思うようになり、『彼が死んだら私も死んで良い』『私が死んだら両親も喜んでくれる』と、大真面目に計画を立てる様になりました。

元々両親の為に『早く死ななければならならない』と思いながら生きていましたので、その時が来た程度にしか思えませんでした。

ところが身体は正直なもので、彼がなんとか症候状態を保っている間に、私の身体が悲鳴を上げてしまいました。
以前から胃が痛いな…とは思っていたのです。癌だったら良いのに💕…と思って放っておきました。
そんな日が続いた頃、食後に吐き気がしまして…会社のトイレで吐き続け、血まで吐き続けて意識が朦朧としてしまい病院に運ばれてしまいました。

胃潰瘍と十二指腸潰瘍+過敏性大腸炎になっていました。
どの病名にも「癌」と言う名は付いていませんでした。
3つも病気になっていながら、そのうちの1つにも「癌」という名は付いていないのに、彼はたった1つ!ちょっと気になる…という程度で、自覚症状も無かったのに「癌」という名が付いていました。天は不平等だと心底思いました。

私は再び入院治療となりました。
自分の事なんてどうでも良いから、彼の側に居たかったのに…
両親からは疎まれ、一緒に幸せになろうと約束してくれた彼は手の届かない場所へ一歩づつ近づいているというのに…
本当に自分は何の為に生まれてきたのか?

彼は私と知り合い、結婚に約束をしたせいで死ぬ事になってしまった様な気がして…本当に自分は生まれてくるべきでは無かった。両親の言う通りだったと…泣く事も許されないと思っていました。






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