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わたくしメの高校入試の年は、1浪した長女の大学受験、次女の現役の大学受験が重なった年でも有りました。
ですので、両親はわたくしメが進学校と言われる程度の高校受験などにはほとんど興味は有りませんでした。
両親が1番気にしていたのは、地元どころか、全国的にもそれなりな超進学校に通学していた次女の大学受験でした。
私達姉妹にもそれなりにいとこがおりまして、次女と同い年のいとこは次女を入れて3人いました。
3人とも非常に勉強が出来たせいか、両親はそのいとこ達に妙なライバル心を持っていました。
誰が1番良い大学へ行くか?という、今になって考えれば本当にくだらなくどうしようもない事だと思うのですが、何故か特に母のライバル心は異常とも言えるものでした。正直、今思い出しても気分が悪くなります。
そういった状況でしたので、わたくしメの高校入試など眼中にはありませんでした。
結局、いとこ3人の中で次女は旧帝大と言われる大学へ進学しましたが、次女以外の2人も国立大学へ進学しましたので、さほど威張れる程の事では無かったですし、浪人した長女は今でいうFランとまでは言えないまでも、Eランク程度の大学に進学したので、次女の事で優越感に浸りきっている母が気持ち悪くて仕方ありませんでした。
長女も次女も大学進学と共に家を出て行きました。
わたくしメはいきなり1人っ子状態になってしまいました。
長女は年子の次女と常に比べられて、中学・高校は辛くて仕方無かった。そのせいで殆ど周りを見ていなかったし、わたくしメに関する記憶は殆ど無いと言っていました。(あんなに意地悪をしておいて記憶が無いって…)
そのせいか?大学に進学し家を出てからの長女の行動は異常でした。
勉強もせず、研究会と言う名の部活?で日本中を飛び回り、その為にバイト三昧だったようです。
バイトをして自由になるお金を手に入れられる事を知ったせいか?当時はクレジットカードなど有りませんでしたので信販会社でローンを組み、家にいきなり信販会社から電話がかかって来る…などと言う事も何度かありました。
簡単に言うと、全てにおいて非常に素行が悪かったのです。
次女は大学に入ってから音信不通になりました。
当時は電話は高級品でしたので、手紙しか連絡手段が無く、両親は心配でならない日々が続きました。
次女は大学に進学した頃に「大学3年生の夏休みを海外で過ごす」と言う目標のため、勉強とバイトで忙しくしていた様でした。
今の様に留学などのシステムなどない時代でしたので。
次女は目標を達成しましたが、両親がもの凄く心配したのも事実でした。
姉たちの行動のツケはわたくしメに回ってきました。
元々さほどに勉強が好きでは無かったし、どうせ「乞食にもなれない」と言われて育ったものですから、音楽が好きと言うだけで何の取り柄も無いわたくしメに両親は「あんたはバカなんだから、バカの行く大学に行くなら、遠くのバカ大学より近くのバカ大学に行けば、余計なお金が掛からなくて良い。家から通える大学以外には行かせない」と言われてしまいました。
わたくしメの事は嫌いでも大学に進学させてやろうと思って貰えた事は嬉しい事でしたが、嫌いなわたくしメを家に置いておこうと思う両親の気持ちが全く理解出来ませんでした。
しかも「乞食にもなれない」と言い続けていたのに?
続きはまた後日