7/11 日が昇るにつれ、高原のその名の通り、霧が出てきた。
日光連山のひとつ標高2010mの赤薙山の東南斜面に広がる霧降高原のキスゲ平は標高1100mから1530mの一帯に約26万株日光キスゲが自生している。キスゲ平はその最上部の呼び名。群生はかつては約40万株以上を誇り、すそ野からの眺望は「黄色のじゅうたんを敷き詰めたよう」と評された。だが、1975年ごろからシカの食害などで減少傾向が見られ、89年から毎年補植を実施。94年から電気柵の設置などで対処し、年々株数は復活している。
小丸山斜面を眺める。まだ黄色い絨毯というわけにはいかない。大分株数も減ったろうか。
日光キスゲは朝割いて夜しぼむ1日花。それでも1株に4,5個のつぼみがあって次々に開くため7月中旬までは楽しめるだろう
アヤメも少し見られた
バックの山は丸山
平成22年をもって市営リフトは採算上の問題から廃止となった。オレンジ色のニッコウキスゲの絨毯の上をゆっくり進み、第4リフト辺りではキスゲ平の緩い斜面いっぱいに咲いた空中散歩の様な風景はもう見られない
しかしそれに代わる遊歩道の整備を進めている(平成25年完成予定)。
1989年 リフトから撮ったビデオ映像。 VHS-Cムービーの3倍モードのテープからダビンクコーディングしたもので解像度低。
でも霧がかかったキスゲの風景はよかった
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