コロナウイルスの越境自粛が解除されたので久しぶりに隣の県に出かけてみる。 目的はワタスゲ。 駒止湿原の初夏のワタスゲが湿原一面を彩るさまは見事である。 2年ぶりの来訪。 2017年に来たときは見事な群生だった。 2018年は不発。 ワタスゲには10年に一度程度の大当た り年と3~4年に一度程度の当たり年がある、との事。今年はどうか。 結果は当たりだった。 2017年から3年目の当たり。
昨年の台風19号の林道崩壊の影響だったか、昭和村側からしか入れない。湿原入り口の駐車スペースは10台くらいしか止められないので、日曜日は大勢入っていると思い、早めに着。 5時30分。先着の車はまだ1台のみ。 持ち主がホイッスルを鳴らしながら帰ってきた。話を伺うと同県北の人だった。 夜1時に出てきたという。 明ける頃着いた模様。 水無谷地、今年はワタスゲが豊作だったとの事。 もう帰るんですか?と聞くとどうやら天気が思ったより良さそうなので湿原に差し込む光芒でも撮りに行くかという事で再度先行して行かれた。 湿原に入る前に外輪のブナ林をくぐるのだが、以前にはなかった鹿よけのネットが遊歩道入り口にあった。 ここはこの時間帯、熊の気配がありありなので、熊鈴を鳴らしながら歩く。 今年熊に襲われた人もいるらしい。
5:50分、既に日が昇った水無谷地湿原を歩き始める
まだ靄がかかっている
昭和村と南会津町にまたがる駒止湿原は、ブナ林に囲まれた10数個の湿原が点在しており、 その代表的なものが大谷地(約14ha)、白樺谷地(約5ha)、水無谷地(約8ha)で、 国の天然記念物指定保護区域面積は148haあります。
少し離れたワタスゲの白い群生をズームアップ
ワタスゲの穂は朝露に濡れてしぼんでいたかと思われたが、意外に大丈夫であった
水無谷地 面積 8.3ヘクタール
特徴(現地の案内板より転記) 水無谷地は、他の湿原とは別の入冷湖沢の谷頭に発達した湿原である。
南北に細長い湿原であるが、西側の山が比較的急傾斜であるのに対して、東側の傾斜は緩くいくつかの支谷に沿って広く湿原が発達しており、全体として枝分かれの多い複雑な形になっている。 泥炭層の厚さは、2.3メートルで、ほぼ白樺谷地に等しい。
その発達の始まりは3つ湿原のうち最も古く、およそ20,000年前とみられている。
その大部分は、游水低木林やせいぜい低層湿原までの繰り返しであったが、他の2つの湿原と同じくおよそ1,000年前から、高層湿原に向けての急速な発達があり、現在の景観となったのは数百年前とみられる。
レンゲツツジもわずかに咲いていた
白樺谷地、大谷地と順に周って、再び水無谷地に戻ってきたのはam8:50.
青空が覗く幸運な梅雨の中休みの撮影日和
特徴(現地の案内板より転記)
水無谷地の特徴的な景観は、木道の東側からその奥に広がる支谷の湿原とその先のブナ林である。
駒止湿原では、戦後の申告な食料不足に対応して大規模な開拓が行われ、ブナ林もほとんど伐採された。
水無谷地の西側の斜面を被う林は、その後に回復した二次林であるが、東側はこの伐採を受けずに残った原生林である。
傾斜が緩いため、湿原の影響を受けてサワラやキタゴヨウなどの針葉樹の混交が特徴的である。
湿原の方は、広くイボミズゴケの密群生が広がり、所によって大ミズゴケやアオモリミズゴケの繁茂を見ることができる。
木道すぐわきに咲くワタスゲ
昨年の台風19号の林道崩壊の影響だったか、昭和村側からしか入れない。湿原入り口の駐車スペースは10台くらいしか止められないので、日曜日は大勢入っていると思い、早めに着。 5時30分。先着の車はまだ1台のみ。 持ち主がホイッスルを鳴らしながら帰ってきた。話を伺うと同県北の人だった。 夜1時に出てきたという。 明ける頃着いた模様。 水無谷地、今年はワタスゲが豊作だったとの事。 もう帰るんですか?と聞くとどうやら天気が思ったより良さそうなので湿原に差し込む光芒でも撮りに行くかという事で再度先行して行かれた。 湿原に入る前に外輪のブナ林をくぐるのだが、以前にはなかった鹿よけのネットが遊歩道入り口にあった。 ここはこの時間帯、熊の気配がありありなので、熊鈴を鳴らしながら歩く。 今年熊に襲われた人もいるらしい。
5:50分、既に日が昇った水無谷地湿原を歩き始める
まだ靄がかかっている
昭和村と南会津町にまたがる駒止湿原は、ブナ林に囲まれた10数個の湿原が点在しており、 その代表的なものが大谷地(約14ha)、白樺谷地(約5ha)、水無谷地(約8ha)で、 国の天然記念物指定保護区域面積は148haあります。
少し離れたワタスゲの白い群生をズームアップ
ワタスゲの穂は朝露に濡れてしぼんでいたかと思われたが、意外に大丈夫であった
水無谷地 面積 8.3ヘクタール
特徴(現地の案内板より転記) 水無谷地は、他の湿原とは別の入冷湖沢の谷頭に発達した湿原である。
南北に細長い湿原であるが、西側の山が比較的急傾斜であるのに対して、東側の傾斜は緩くいくつかの支谷に沿って広く湿原が発達しており、全体として枝分かれの多い複雑な形になっている。 泥炭層の厚さは、2.3メートルで、ほぼ白樺谷地に等しい。
その発達の始まりは3つ湿原のうち最も古く、およそ20,000年前とみられている。
その大部分は、游水低木林やせいぜい低層湿原までの繰り返しであったが、他の2つの湿原と同じくおよそ1,000年前から、高層湿原に向けての急速な発達があり、現在の景観となったのは数百年前とみられる。
レンゲツツジもわずかに咲いていた
白樺谷地、大谷地と順に周って、再び水無谷地に戻ってきたのはam8:50.
青空が覗く幸運な梅雨の中休みの撮影日和
特徴(現地の案内板より転記)
水無谷地の特徴的な景観は、木道の東側からその奥に広がる支谷の湿原とその先のブナ林である。
駒止湿原では、戦後の申告な食料不足に対応して大規模な開拓が行われ、ブナ林もほとんど伐採された。
水無谷地の西側の斜面を被う林は、その後に回復した二次林であるが、東側はこの伐採を受けずに残った原生林である。
傾斜が緩いため、湿原の影響を受けてサワラやキタゴヨウなどの針葉樹の混交が特徴的である。
湿原の方は、広くイボミズゴケの密群生が広がり、所によって大ミズゴケやアオモリミズゴケの繁茂を見ることができる。
木道すぐわきに咲くワタスゲ
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