中華料理屋のバイキングに行ったんだ。
バイキングでたくさん食べるためには、最初にたくさん盛らないで少しだけ盛って、ゆっくり頂くのがコツなんだ。
だから俺はそうしたけど、ツレのコリアンが目いっぱい盛ってたので、「はは、お前そんなんじゃぁこの先持たないぜ。この欲張りさんめ!」とニヤニヤしてたが、
実はバイキングじゃあなかったんぁ。
おかわりしに行ったらウエイトレスが慌てて駆け寄っていて、しきりに「オンリーワン!オンリーワン」と
連呼しやがった。最初はなんだコイツと思っていたが、次第に状況を理解し始め、自分の愚かさを知った。
だってよぉ、なんか「Free」って書いてあったし、あきらかにバイキングみたいな店なんだぜ。
あれじゃあ誰だって勘違いする、俺だって勘違いする。
あの聡明なピッコロだって「精神と時の部屋」の仕組みを勘違いしてたんだから仕様が無い。
ああ、俺の13$が・・・
(要約すると、13$で皿を買って、その皿に盛れるだけ盛れってこった。ただしチャンスは一回だけってことだな。
管理人の奴はなぜか何回でもチャンスがあると勘違いしたらしいぜ)
話はもうちょっとだけ続くんじゃ
その後、周りにある土産屋をなんとなく回ってたら、「私は独身です」というテキストが印字されているTシャツを着ている白人がいたので、ついつい声に出して読んでしまった。そしたら突然奴が、「ソウデース!ケッコンハトテモムズカシイコトデース!」と言い出した。なんまらうけた。