カジノに行ってきた。カジノデビューってやつだな。
俺は何も知らないからツレに色々教えてもらった。
とりあえず、一番簡単そうなルーレットってやつを試してみることにした。
なんか数字が0から36まであって、玉が何番に入るかを予想するゲームらしい。
とはいっても、一個だけを指定するのはアレなので、色々指定枠があるらしい。
たとえば、1~18(又は19~36)の枠は範囲は広いが倍率は二倍で、単体の数字だけを指定した場合は四倍とか、たしかそんな感じだ。
あと、偶数は赤で奇数は黒(逆かもしれん)といった感じで、
赤か黒かどっちかを選べて、その場合は二倍だ。
そんで1クレジット2.5$で、4クレジットから遊べるらしい。
つまり10$スタートってとこだな。
とりあえず俺は10$入れて、二倍の19~36の枠を指定してみた。
まあ、あれだビギナーズラックってやつで見事に適中したぜ。
たった二分弱で10$手に入った。
なるほど、みんなはまる訳だ。
その後、俺はブラックジャックのルールを覚えるために見学しに行った。
なんかよくわからんが、ディーラーが客に配ったカードと、
ディーラー自身のカードが、どちらが21に近いか競い合うゲームらしい。
配られるカードは二枚以上らしくて、もし、配られたカードに
記載されている数字の合計が10とかだったら、もう一枚カードを貰えるらしい。
まあ、その際に21を超える場合があり、そこら辺の駆け引きが面白いらしい。
このゲームは展開が速いので、50$以上はないと楽しめないようだ。
まだ俺には敷居が高いので、まずはルーレットで軍資金を稼ぐぜ。
そんでまたルーレットにやってきた。
今度は色当てで遊ぶことにした。
麻雀で培ってきた俺の勘を思い知らせてやるぜぇ!
「ふふ、四回連続で黒がきて、次は赤がきたか、なるほど、
じゃあ次は黒なんだろ・・・え・・・そうなんだろディーラーさんよぉぉ」
ってな感じで心の中でつぶやいて黒に賭けてみたらホントにきた。
これでプラス20$。
「お前の魂胆は判ってるぜ・・・ええ・・・また四回連続黒を出す気なんだろ?
つまりあと二回黒を出す気だな・・・ええおい・・・その手は食わないぜぇ」
ってな感じで心の中でつぶやいて黒に賭けた。・・・ホントにきやがった。
じゃあ、次も黒ですかぁ?って感じで黒に賭けた。・・・ホントにきやがった。
コレでプラス40$です。俺は今まで軽い気持ちでやっていたけど、
金額がでかくなると欲が出てきて且つ熱くなっちまう。
「まさか5回連続で黒? いや無い・・・まず無い・・・ここは
間違いなく赤・・・それが自然の摂理だ!」
そして俺は赤に賭けた。
「こいこいこいこいこい・・・奇跡なんか要らない、強運も要らない、ごく普通の確率論、平運!」
・・・が、だめ! 黒、ここは黒・・・あざ笑うかのように黒!
くっばかなぁ!五回連続で黒だとぉ!そうきたかぁぁ!!!ディーラァァー!!!
まああれだ、「カイジ」における「チョキ チョキ チョキ と来たから
もうチョキはないなどという読みはまさに泥沼
ギャンブルではこういう考えが一番危ない まさに地獄へ直結する道」って感じだな。
少し様子を観て考えることにした。俺が賭ける前は四回連続黒で、次は赤、その次は五回連続黒、そしてその後は赤黒黒赤赤赤ときた。
ふん、なるほど、こいつ、さっきから観ていたが、どうやら黒は連続で出さないと落ち着かないタイプらしいな。
ならば次黒がきたら、その次も黒だぁぁぁ!!
そうこうしている内に黒がきたので、俺は次のターンに黒に賭けたぜ。
が だめ!
ちっくしょおぉぉぉぉおお!!!!
この俺が子ども扱いとは・・・ディーラー、恐ろしい奴!
ちくしょう・・・麻雀・・・麻雀さえあればぁぁ
まあ、なんだかんだで20$の勝ちだから良しとしよう。
ジュース飲み放題だし、これからもちょくちょく来てやるかな。
これから先、カジノの話が出てこなかったら、
そうだな、まあ不幸があったもんだと思ってくれや。
ちなみにカジノで知り合った友人の友人はその日600$勝っていた。っち狂人め!
Storatso is not pardoned.
I went to the casino for the first time.
I won with roulette by 20$.
Because twenty-one is difficult, I have not done yet.
It is interesting and I want to do again.
By the way, my friend's friend won by 600$.
人形野郎でも恐怖を感じるんだな・・・