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野鳥の「ケリ」です

2024年10月12日 | 野鳥

ケリ(鳧、計里、水札、学名:Vanellus cinereus)は、チドリ目チドリ科タゲリ属に分類される鳥類の1種である。モンゴル高原、中国北東部、日本列島で繁殖する。

冬には東南アジア、中国南部などに渡る個体も見られる。しかし、日本列島においては留鳥として、生活する個体も見られる。雌雄は同色で、成鳥の全長は34 cm程度である。

 

若鳥は、頭部からの胸部にかけて灰色でやや褐色を帯びており、胸帯は薄い。

また目は褐色で、アイリング・肉垂とも小さく目立たない。水田、畑、河原、干潟、草原などに生息する。

成鳥の夏羽は頭部から胸上部が灰青色で、体上面は灰褐色で、体下面は白く、胸上部と体下面の境目には、黒い胸帯が有る。

これに対して、冬羽は頭部からの灰青色が、やや褐色を帯びる。

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翼は先の方が黒く、基半部は白色と灰褐色で、飛ぶと、これらのコントラストが目立つ。翼の小翼羽付近には爪が有り、爪の大きさや色で、雌雄の見当を付けられる。

尾は白色で、黒い帯が入っている。目は赤橙色だが、黄色のアイリングが有る。嘴は短く、黄色で先端が黒い。嘴の付け根には、黄色い肉垂を持つ。

足は長くて黄色である。雛は、淡褐色の綿羽に覆われている。

食性は主に動物食で、昆虫類、ミミズ、カエル、小型の魚類などを捕食する。稀に穀類も食べる。

なお、非繁殖期には小群で行動するが、繁殖期を終えても群れをつくらずつがいで生活するものもいる。

繁殖期は3月から7月で、抱卵は3月初旬から中旬に始まり、抱卵・ヒナ養育に、それぞれ約1ヶ月程度かかる。

非常に警戒心が強く、テリトリーにトビやカラス、ヒトなどの外敵が近付くと、鳴きながら激しく威嚇し、追い払う。

その為、夜でも鳴き声が聞こえてくる場合がある。

この甲高い鳴き声が、日本人には「キリッ、キリッ」、「ケリッ」、「ケケッ」などと聞こえるとされ、この鳴き声から「ケリ」という和名が付いたと言われる。

 

 



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