今回考察するカードはこちら!
恩寵の天使 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
瞬速
飛行
恩寵の天使が戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたのライフ総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフ総量を1点になるまで減少させる。
(4)(白)(白),あなたの墓地から恩寵の天使を追放する:あなたのライフ総量は10点になる。
5/4
5マナ5/4で飛行と瞬速というのはなかなかのスペックですが、そこに加えて2段階の延命能力を持っています。
1つ目はまさに己のライフが尽きようとしている時に、ギリギリで踏みとどまらせてくれる効果ですね。あえてスキル名をつけるなら「我慢」とか「忍耐」とかでしょうか。
ちなみに注意点がありまして、対象にしているのが「ダメージ」なので「失う」系は救済できません。よく混同してしまうので要注意。
さてさて、1つ目の延命能力も、出たターンのみしか保たない束の間の救済に過ぎません。
そこで2つ目の能力。ライフを10点に巻き戻します。
ちなみに回復ではなく、今のライフを10点に置き換える動作になるので、回復と関連のあるシナジーには影響しません。
ちなみにちなみに、ライフが20点の時に使うと10点になります(ふつうは使いませんが)
さてこのカードの評価は地味に高く、現時点の相場で約500円します。
わたくしは基本的にカードの価値は相場とイコールだと思っていますので、今後も相場を中心に評価していきます。
マナコストから考えると、盤面的には中盤から終盤の登場で、能力をフルに活用するなら後半の競ってきている状況がベストかと。
特に相手が勝ちを確信してオールアタックをしかけて来た時に、カウンターパンチ的に展開したら気持ちよすぎるんだろうなと思いますが、相手もバカじゃないのでおそらく際どいラインで攻めてくると思います(残骸の漂着はアリーナでも結構警戒されていますし)
中盤に差し掛かり始めた時に、相手のターン終了間際に唱えての疑似速攻でパンチするのもなかなか強烈です。
あとは相手の飛行持ちをコンバットトリックで撃ち落とすのも一興。
仮にそれで墓地に落とされたとしても、インスタントタイミングで起動できる「10点巻き戻し」があるので、相手にとって討ちきれない状況を作り出すことができます。
個人的には現在の環境だとタフネス4は火力の射程にギリギリ入っているのと、追放系除去も豊富なので、救済措置的に使うよりは、アタッカーとしての運用の方が勝ち点につながりそうなカードだと思っています。
と、偉そうに評価していますが、わたしがこのカードを最初に見た時の印象は「ふ〜ん」くらいのもので、記事にまとめるにあたって相場を見てびっくら仰天。
いかにも最初から評価していました風を装って記事を書いていましたが、ここに懺悔しておきたいと思います。
まだ使ったことのないカードなので、実際に使ってみてその威力を確認してみたいと思います。