楽心館合気道で女子力 up アップ

Lizが記載します。
女性が、より美しく・やさしく・前向きに生きる為には、どうしたら良いか。考えます。

(11)運動指導の本質 人間としてのあり方を問うからこそ、道と名のつく稽古事をしたいのである

2011年10月29日 07時04分54秒 | 導く者として
運動指導の本質

フィットネス業界に勤務をして10年。
その間、様々な方達に出会い・色々経験をさせて頂いた。
そして、今の私が出来た。

だいたい人の評価は、指導経験の成熟度を、経験年数で推測する事が多い。
しかし、私はその基準は、指導内容で推し量るべきだと思う。
長年指導者として振舞っていても、本質を理解しようと努力しなければ、経験年数の長さは重要ではない。
経験年数が短くても、本質を理解しようと努力している指導者は。老若男女いろいろな方に必要とされる。

私が思う運動指導の本質とは、従事者一人一人に対して誠実に平等である事。
さらに、施設の管理が出来ている事。(場所があるから運動指導が成り立つと思っている。)

例えば、あるベテランの指導者。運動知識が豊富。技術もある。
しかし、時間にルーズ。開店の時間が遅くなったり、レッスンの時間が長くなったり短くなったりする。
更に、何の基準もなくある人には丁寧に教え、ある人には適当だったりする。
人それぞれ運動能力があり求める意識レベルも様々。
指導方法も人によって臨機応変であるべきである。

結果、よく見てもらえる従事者には人気だが、運動初心者や適当に指導された従事者は、その指導者のことを相手にしない。
時たま声を掛けられても、冷たく態度をとるものだ。
たとえ長年指導に従事していても、この人は信頼を醸成することなく「行って、帰ってくる」だけの仕事を、続けていたに過ぎないことになる。

それに対し、数年の運動指導経験者。運動知識はほどほどだが、時間には正確。誰にでも笑顔で対応し、誠実・平等である。
結果、この指導者が居るだけでその室内はとても穏やかな空気が流れる。
運動初心者や従事者達は、とても気分が良さそうだった。
限られた時間の中で、自分の能力を最大限、会員のために提供しようとする姿勢が、会員を気持ち良くさせるのだ。

一緒に勤務していた先輩2人の違いを目の当たりした出来事だ。
施設の管理・コミュニケーションの重要さを勉強させて頂いた。
簡単に言えば、昔から言い古されたことだが、その人に仁徳があるかどうかの問題である。

私が目標とするベストな指導者とは、もちろん知識が豊富・技術もあるだけじゃない、会員一人一人に合った指導方法や改善策の提供。
さらに会員のそれぞれの個性が、のびのびと発揮できるような空間づくりだ。
まだまだ、上げればきりがない。

武道の世界はどうか分からない私だが、基本は共通なのではないかと推測する。
私達稽古人は、技術だけを学びに来ているのではない。
人間としてのあり方を問うからこそ、道と名のつく稽古事をしたいのである。

たとえ武道初心者であっても、私は指導者としての本質はブレる事のない様に、しっかり肝に銘じたい。


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