愛情
私は、愛情というのは
『対象とする人を“包み込むような愛情”や“叱る愛情”・“突き放す愛情”など』
様々なかたちで表現されると思っている。
どの愛情も、対象とする人の事を思ってのことだ。
比較的、受ける方も素直に聞き入れやすい。
そんな場面を、目の当たりしたときの事を綴りたい。
スポーツクラブで勤務していた頃、担当しているレッスンを終えて事務所で休憩しに入ろうとした時の事だ。
『だから、お前はそんなんだからダメなんだ!!!』
事務所の奥から、怒鳴り声が聞こえた。
私
“あらぁ~、参ったなぁ。”
“休憩したかったのに・・・。”
なんて、思いながら渋々中へ入る。
しかし、「明日は我が身だぞ!!」と自身に言い聞かせて、聞こえてくる会話に耳を傾け一息つける。
会話の内容
『今まで、何回も話し合って来た事だぞ!!』
『対処方法だって、一緒に考えてきたじゃないか!!』
『なぜ、結果がでないんだ!!!』
『甘ったれるな!!!』
この叱られている方は、同僚で男性である。私より年下だ。
私が見る限り、勤務態度でもプライベート (特に、女性関係)でも優柔不断な方だ。
ついに、“教育的指導を受けたのだ”とその時、私は思った。
私が思うに、この男性は勤務態度については『自我』が捨てきれないのだ。
多くの会員を相手に、一日中、自身の身体を使い、見本を示し運動指導をする。
それを、毎日行う。体力勝負だ!!
そんな中、自分の能力に自信がない為、会員への接し方がモジモジしている。
様々な負の感情が、この男性の中で渦巻いているのだと思う。
そんな態度を受けた会員は、
“この指導者は、大丈夫だろうか?”と、
不安と不満になり(適切な助言が得られなかった為)クレームを付ける。
悪循環だ!!
私も同じような経験がある為、同情する。
しかし、私も何とか乗り越えてきた。
(その具体的な対処法は、またの機会に。)
後から先輩達にそれとなく聞くと、やはり誰しも必ず乗り越えなければならない壁なのだ!!
それを、この男性に考える「きっかけ」を与えるために教育的指導(叱る愛情)をしているのだと思った。
会話の内容
『いいか、お前は“歯に絹を着せた様な”言い方をするとナメてかかるだろう!?』
『だから、あえてきつい言い方・態度をする!!』
『どうでもいい奴・注意しても直らない奴は、誰も相手にしない!!』
『お前にはまだ見込みがあるから、言うんだぞ!!!』
『解ったか!!!!』
そう言い終えると、沈黙が続く・・・。
鼻水をすする音が聞こえ、ようやく同僚の男性が涙声で
『はい・・・。これから心を入れ替えて勤務に望みます・・・。』
と、言った。
そうしてこの後、二人で飲みに行ったそうだ。
私は、心の中で“頑張れ!!”と同僚の男性へ思い、次のレッスンへ向かった。
次の日、同僚の男性は、髪を切ってきた。スポーツ刈りだ!!
よほど、心に響いたのだろう。
なんとなくその日の指導態度は、堂々とした振る舞いをしていたようだった。
教育的指導をした方も、なんとなく“よし、よし”と満足げだった。
二人の信頼関係があるからこそ、この男性の行動が変わったのだ。
どれだけの時間を費やして、話し合ってきたのだろう・・・。
とても、大切な事を学ばせて頂いたと今になって思う。
気付けた事に感謝だ。
私は、愛情というのは
『対象とする人を“包み込むような愛情”や“叱る愛情”・“突き放す愛情”など』
様々なかたちで表現されると思っている。
どの愛情も、対象とする人の事を思ってのことだ。
比較的、受ける方も素直に聞き入れやすい。
そんな場面を、目の当たりしたときの事を綴りたい。
スポーツクラブで勤務していた頃、担当しているレッスンを終えて事務所で休憩しに入ろうとした時の事だ。
『だから、お前はそんなんだからダメなんだ!!!』
事務所の奥から、怒鳴り声が聞こえた。
私
“あらぁ~、参ったなぁ。”
“休憩したかったのに・・・。”
なんて、思いながら渋々中へ入る。
しかし、「明日は我が身だぞ!!」と自身に言い聞かせて、聞こえてくる会話に耳を傾け一息つける。
会話の内容
『今まで、何回も話し合って来た事だぞ!!』
『対処方法だって、一緒に考えてきたじゃないか!!』
『なぜ、結果がでないんだ!!!』
『甘ったれるな!!!』
この叱られている方は、同僚で男性である。私より年下だ。
私が見る限り、勤務態度でもプライベート (特に、女性関係)でも優柔不断な方だ。
ついに、“教育的指導を受けたのだ”とその時、私は思った。
私が思うに、この男性は勤務態度については『自我』が捨てきれないのだ。
多くの会員を相手に、一日中、自身の身体を使い、見本を示し運動指導をする。
それを、毎日行う。体力勝負だ!!
そんな中、自分の能力に自信がない為、会員への接し方がモジモジしている。
様々な負の感情が、この男性の中で渦巻いているのだと思う。
そんな態度を受けた会員は、
“この指導者は、大丈夫だろうか?”と、
不安と不満になり(適切な助言が得られなかった為)クレームを付ける。
悪循環だ!!
私も同じような経験がある為、同情する。
しかし、私も何とか乗り越えてきた。
(その具体的な対処法は、またの機会に。)
後から先輩達にそれとなく聞くと、やはり誰しも必ず乗り越えなければならない壁なのだ!!
それを、この男性に考える「きっかけ」を与えるために教育的指導(叱る愛情)をしているのだと思った。
会話の内容
『いいか、お前は“歯に絹を着せた様な”言い方をするとナメてかかるだろう!?』
『だから、あえてきつい言い方・態度をする!!』
『どうでもいい奴・注意しても直らない奴は、誰も相手にしない!!』
『お前にはまだ見込みがあるから、言うんだぞ!!!』
『解ったか!!!!』
そう言い終えると、沈黙が続く・・・。
鼻水をすする音が聞こえ、ようやく同僚の男性が涙声で
『はい・・・。これから心を入れ替えて勤務に望みます・・・。』
と、言った。
そうしてこの後、二人で飲みに行ったそうだ。
私は、心の中で“頑張れ!!”と同僚の男性へ思い、次のレッスンへ向かった。
次の日、同僚の男性は、髪を切ってきた。スポーツ刈りだ!!
よほど、心に響いたのだろう。
なんとなくその日の指導態度は、堂々とした振る舞いをしていたようだった。
教育的指導をした方も、なんとなく“よし、よし”と満足げだった。
二人の信頼関係があるからこそ、この男性の行動が変わったのだ。
どれだけの時間を費やして、話し合ってきたのだろう・・・。
とても、大切な事を学ばせて頂いたと今になって思う。
気付けた事に感謝だ。