楽心館合気道で女子力 up アップ

Lizが記載します。
女性が、より美しく・やさしく・前向きに生きる為には、どうしたら良いか。考えます。

(24)資格が偉いの?私たちに理解できるように説明するのが、彼方たちの仕事でしょう?

2011年12月11日 23時02分51秒 | 導く者として
資格

当時の私はスポーツインストラクターの仕事を行う際、従事者に手っ取り早く信用してもらえる為には資格が不可欠だと思っていた。

資格というのは、厚生労働省の財団法人 健康・体力づくり事業財団 健康運動実践指導者だ。

健康運動実践指導者とは、養成用テキストから抜粋。

‐わが国の現状と健康づくりについて‐
現代、悪性新生物(がん)・脳血管疾患・心疾患などの循環器病、糖尿病などの発症や進行には個人の生活習慣が深く関与している。
国民の栄養過多と運動不足のアンバランスによる生活習慣病。
また少子・超高齢化社会。

この現状を健康で活力あるものとしていくためには、単に病気の早期発見や治療にとどまるのではなく、健康を増進し発病を予防する一次予防を重視すること。
さらに生活の質を高めることにより、実り豊かで満足できる生涯づくりを目指すことが重要。

その対策には、「栄養・運動・休養」のバランスのとれた生活習慣の確立が健康づくりの基本である。

このような背景のもと健康運動実践指導者は、健康づくりのための運動を安全かつ適切に指導できる、特に実践者のための指導技術に重点をおいた指導者として誕生。
「適切な運動プログラムを構成する能力」 
「自ら見本を示せる実演能力」

を併せ持った指導者だ。

講習内容は、運動生理学・機能解剖・バイオメカニクス・栄養学・心理学・運動障害と予防・応急処置など。

運動の実際では、科学的根拠に基づきエアロビックダンス・水泳・水中運動・ストレッチング・レジスタンス運動・ウォーミングアップとクールダウンなどの特性や効果、運動強度の調節を個人の運動能力に合わせたプログラム構成が必要だ。

補足。
国は生産年齢層への負担と国全体の活力の低下を懸念し、厚生労働省の国民健康づくり対策およびオリンピック東京大会を契機に閣議決定された「国民健康・体力増強対策」など国の施策にそった事業の推進に財団法人 健康・体力づくり事業財団を設立。

以上の事を書かせて頂いたが、いくら資格や知識があっても、それを伝えて理解を得る事には意味がない。


従事者(スポーツ参加者)に理解を得るためにはどうしたらよいか。

ある施設の専任スタッフが辞めるとの事で、私が引き継いだ事が数回ある。

引き継いだとき、だいたい従事者の態度や言動を観察すると担当していた指導者の事が判る。

例えば初対面時に、軽蔑したような目で見て態度が冷たい。
だんだん打ち解けてくると、前担当指導者の指導態度や内容を話してくれるようになる。

その前担当指導者について、態度が嫌だと言う。さらに、説明の内容が難しすぎて理解できないとの事。
“そんなに資格が偉いの?私たちに理解できるように説明するのが、彼方たちの仕事でしょう?”
と、詰め寄られたこともある。

私も、そう思う。
“前担当指導者め!!勘弁してよ!!しっかりして!!”と、心の中で何度も叫んだ。
その場は、ただ謝ることしか出来なくて
“申し訳ありません。これから、皆さんに理解していただけるように努力いたします”と、何度も繰り返し言う。

その逆、初対面時に期待の目で輝かしながら私を見るときは大抵前担当指導者の凄さが伝わる。
その日のうちに、前担当指導者の指導内容や人柄について私に話してくれる。

私は、この話の裏には
”彼方に期待してもいいよね?前担当指導者のように教えてくれるよね!?”と、言われているように聞こえる。
そうなると、凄く焦る。
期待に応えようと、必死に調べるし勉強する。

それを、個々の従事者に合わせて伝え方を変えてみるが、結果は
理解を得られる時もあるが、頭の上に?がつくような失敗する時もある。

まだまだ、解っていない。
よく、先輩に“個々の従事者のことよく観ている?観る努力している?”って、何度も何度も言われていたっけ?


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