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JOYJOBセミナー 「デザイナー人生語ります~君たちに伝えたい、20世紀の宝物~」終わりました。

2009-12-23 23:38:58 | 最新情報
12月16日(水曜)、新潟市が数年ぶりといわれるほどの大雪に
見舞われる中、新潟大学総合教育研究棟、
B356にてJOYJOBセミナー 
デザイナー人生語ります~君たちに伝えたい、20世紀の宝物~
が開催されました。

ゲストは元新潟デザイン専門学校講師の月岡さん。
月岡さんは専門学校を定年退職された現在も、
粘土造形教室を主宰されたり、似顔絵師として
活躍されたりとデザイン関係のお仕事と
生涯を通じて関わっている方です。

月岡さんの希望によりはじめに行った参加者一人一人の
自己紹介では、「名前、学部、将来の夢」を参加者のみなさんに
お話ししていただきました。聞いていると、
学部などはかなりばらばらであるもののやはり
デザインに興味を持っている方が多いように感じました。

講演は休憩をはさんで前半と後半に分かれて行われ、
前半ではデザイナーとしてのお仕事についてのお話や職業観などを、後半は昭和
、平成と渡り歩いてきた月岡さんの人生観を
お話ししていただきました。
月岡さんは実際にご自分で作られた寅さんの粘土細工を
持ってきてくださり、「ここはこういうイメージを持って作って…」など、自分
でものを作ることの楽しさを語ってくださりました。
また、「デジタル化の波はデザインのみならず、
多方面で否応なく押しよせてくる。しかし、ただその波に
呑まれるのではなく、自分たちがそういった技術を使いこなす
という意識が必要なのではないか」
という月岡さんの主張も、現代社会に生きる私たちにとって
大切な考え方のように感じました。
月岡さんは現在、アナログとデジタルを調和させた作品作り
を心掛けているそうです。


また、生きていくうえで月岡さんが大切にしてほしいというお話で
のぼったのが「ジョハリの窓」の理論。
これはアメリカの心理学者ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)と
ハリー・インガム(Harry Ingham)の理論を紹介されたものです。

自己を「自分で気づいているかいないか」、
それと「他人に気づかれているかいないか」の2×2の表で
考えたとき、
「自分も分かっているし他人にも公開された自己」、
「他人には隠された自己」、
さらに、「自分は気がついていないが、他人からは見られている自己」もあるし

「誰からもまだ知られていない未知の自己」がある、
という自己モデルです。

この理論を用いて月岡さんは、
「自分も分かっているし他人にも公開された自己」の窓を大きく
していくことで、「誰からもまだ知られていない未知の自己」の窓を
少ずつ小さくしていくことが大切であると
呼びかけていました。
他者との関わりあいの中で新たな自己を発見できること、
確かに多いと思います。
人間の心って、人との関係の中でこそ
1番成長できるような気がします。


―あなたの心は、どんな窓をお持ちですか?

・・・・・・

今回のセミナーも多くの方に参加していただきました。
参加していただいた皆様、
天候の悪い中本当にありがとうございました。
最後にアンケートの感想・意見の一部を以下に
掲載させていただきます。

・昭和、デザインに興味があったので楽しかった。似顔絵を描く仕事には憧れる

・時間があっという間に過ぎて行った。
・いろいろなことを再確認できた。
・月岡さんのパワフルさは人間性にあると感じた。デザイナーというよ
り、人生を教えられた。

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