今年から「ベジと音楽の融合イベント」として始まった「ミートフリーマンデー(MFM)ナイ
ト」の第4回目が、東京表参道の「LAS CHICAS東京サロン」で200名の方々の参加の下、盛
大に開催されました。
本会の開催に先立って、運営事務局から、MFM提唱者のポール・マッカートニー氏に対し、「M
FMナイト」の趣旨を説明した上で、チラシへの写真使用の許可をお願いしたところ、同氏より
正式にOKを頂き、さらに、英国MFM本部も、「MFMナイト」の開催を大いに喜んでくださ
り、ゲーム勝者への素敵なクリスマスプレゼントやMFMロゴの使用許可をくださるなど、全面
的なバックアップをして頂きました。
こうして、ビートルズファンにとっても、ベジタリアンの世界に携わっている関係者にとっても、
非常に意義深く、かつ今後の励みにもなる会となりました。
今回も多数のノンベジの方々に来て頂き、いつものように、ベジ・ノンベジの垣根を越えた交流
が活発に行われ、ビーガン料理の意外な美味しさに驚いていたようです。
また、外国籍の方々にも多数ご参加いただき、国際交流も活発に行われました。
演奏タイムでは、シンガーソングライターの「世界ブルー」あおきさん、山梨のヴィーガンユニ
ットあわのまにまにさん、女流落語家の川柳つくしさん、シンガーソングライター奥田ひなさん
(今回初出演)、そしてMFMナイト専属バンド「OKベジー」(含:ゲストシンガー)などな
ど、多数のプロ・アマ有志がそれぞれのスタイルでビートルズを演奏し、大いに会場を盛り上げ
てくださいました。
また、エッセイストで第1回日本ベジタリアンアワード大賞受賞者の鶴田静さん、元JAL客室
乗務員の重岡良蔵さん、同じく元JAL客室乗務員の安藤賢香さんら、ビートルズにゆかりのあ
る多彩なトークゲストの方々にも貴重なお話をしていただけました。
鶴田さんと安藤さんには御二人で登壇いただき、まず鶴田さんから、故リンダ・マッカートニー
氏のベジレシピ本を翻訳した時の経緯や本の内容等について紹介があり、その次に安藤さんか
ら、93年当時、マッカートニー夫妻を機内に迎えるにあたって鶴田さんが翻訳された同訳書を
参考にしながらベジミールを考案した等々のお話がありました。
重岡さんからは、50年前、ハンブルクからアンカレッジまでビートルズを機内でおもてなしし
た際の様々なエピソードを、当時の直筆サイン(現物)を披露しながら、お話しして頂きました。
どれもみな興味深い内容ばかりで、会場の方々は真剣に耳を傾けていました。
このほか、ベジプロジェクトジャパン代表の川野陽子さんと、今回協賛いただいた(株)グリーン
カルチャー代表取締役の金田郷史さんの御二人でクイズゲームを行い、このときの景品として、
金田さんより特別に、ベジラーメン、ビーガンケーキ、ボールペンなどなど、多数の品々を提供
頂きました。
また、英国MFM本部からも、ステラ・マッカートニー氏デザインのTシャツやクックブックな
どのMFMグッズを頂き、これらの景品を手にした方々はみな非常に喜んでおられました。
アニマルライツセンター代表の岡田千尋さんからは、当日日中に行われた「毛皮反対デモ行進」
の様子を報告しつつ、日本で最後の毛皮農場が最近閉鎖されたこと、今後引き続き「Fur Free
Asia」キャンペーンを展開していくこと、畜産現場の暴力性等々についてお話がありました。
今回も、いつものように「Beatly & Veggy」な雰囲気の下、参加者の方々みなリラックスしなが
ら音楽とビーガン料理を楽しまれている様子でした。
終了後、参加者の方々からは、「本当に楽しかった」(多数)、「とても素敵なイベントを企画
して頂き感謝」、「週一ベジにトライしてみます」、「ベジを広めたいという思いを持っている
仲間が沢山いることを知り励まされた」、「ビートルズとベジをミックスするアイデアは、新し
くて、とてもいいと思う」、「国際色豊かで、色々な分野の人が一緒に楽しめる良いイベントだ
と思う」、「ビートルズを色々なスタイルで聞けてとても良かった」、「関係者の生の話を聞け
るというのは非常に貴重」、「ビーガン料理は初めてだったが、意外と美味しかった」等々、多
くの肯定的な声が寄せられました。
ただ、一部の方々からは、料理の味や量、サービングの時間や場所などへのご不満の声を頂きま
した。
この場を借りてお詫び申し上げるとともに、今後、改善に努めてまいります。
MFMナイト運営事務局としては、今後とも、日本ベジタリアン協会はじめ各主要団体や企業と
連携しながら、ポール・マッカートニー氏が応援してくれている「ミートフリーマンデー・ジャ
パン」活動の一環として、この「MFMナイト」を積極的に続けていきますので、皆さまの御参
加を心からお待ちしています。
末筆となりますが、今回御参加下さった方々、「人にも地球にもやさしいベジタリアニズム」と
いう理念に共鳴して登壇を快諾してくださった有志の方々、そして写真やロゴ使用を快く許可し
てくださったポール・マッカートニー氏と英国MFM本部に対し改めてお礼を申し上げます。