今日、多くの若者たちの心には父が存在しません。実際の父親はいますが、自分を愛してくれている父の「心」を受け入れていないのです。そのため父親ともめたり、父に対して怒ったり、父を恨む人たちが多くいます。私の父は、亡くなる前に安心感や喜びを私の心にいっぱい残してくれました。時々録音機で父の声を聞いていると、まるで父が生きているような気がします。父は、たくさんの財産や目に見えるものではなく、私の心に深いやすらぎを、父を愛する心を、尊敬する心を残して、私より先に御国へと旅立ちました。私もいつこの世から去るか分かりませんが、自分の息子や娘にとってそのような父となり、子供たちの記憶に残りたいと思っています。人々がいつまでも父のことを忘れず、例えもうこの世にはいないとしても、父のことを思い出すたびにさらに幸福で満たされる、そんな人生を歩んでくれることを願っています。私は父が大好きです。