原発問題

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【フクシマ見聞録】使用済み燃料プールの燃料移送は、万一事故が起きた場合、大規模放射能災害になる ※44回目の紹介

2016-12-06 22:17:07 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。44回目の紹介

【フクシマ見聞録】

使用済み燃料プールの燃料移送は、

万一事故が起きた場合、大規模放射能災害になる。

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月23日のツイートから


主物放浪-昨日、秋晴れにめぐまれ上野まで絵を運んでいただいた。

自分には上野は縁遠く、学生の頃にふぐを食うことに凝っていた
一つ学年上の男とやってきて以来になる。

アメ屋横丁のなかにふぐをだす店があり、食っていると夜8時ころになって
下水の匂いが漂いはじめたことを覚えている。-

 

-上野の山の上には国立西洋美術館や芸大などもろもろの芸術関連施設があり、
土日でもないのにたどり着いた3時すぎの人出の多さにおどろく。

どこに絵を置こうか二人でうろついたのだが、公園の太い道には点々と
街灯が立っており、一枚をそこにおいて、残りを自分が手で支えた。-

 

-ああいった施設は4時くらいに閉まることが多いのだと思うが、そこから出てきた
人間の群れが歩いてくると、通りの正面に突然大きな絵が
置かれ広げられている格好になった。

あっという間にひとだがりができて、自分は大声で絵の話をしていった。
2011年に、3.11後の被曝により多くの婚約が-

 

-破談になったこと。津波で両親が亡くなり、残された遺児が親戚に預けられるのだが、
そこが放射線量が高い場合があること。

100万人に一人と言われたこどもの甲状腺癌が今の段階で59名出ていること。

その状態を、マスメディアはチェルノでは
五年から発生したので事故後二年段階でのそうした癌は-

 

-被曝によるものとは考えられないと報じていること。

そしてそのことが詐術であること。甲状腺に嚢胞が発見された福島の女子中学生が
「独り身で死んでゆくんだ」と口にしていること。

同級生が心臓発作でなくなり、
「どうせおれも大人になるまで生きてられるかわからないんだろう」と自暴的になった-

 

-高校生がいること。各地で起きている異常がごく狭い中でしか共有されておらず、
全体像が依然不明であること。20キロ圏内から強制避難の際に、
ねたきりの人間、重度の障害者は後回しになり、死んだことを訴える身障者がいること。

警察官が急性白血病で死んでいること。-

 

-原発作業員が名も知られず、不当に安い金で働かされ
今なお被曝しながら作業していること。その多くが福島の地元採用であること。

事故を収束させるという使命感から限界まで作業し、
夏には失神して運ばれる者もいること。

復興支援の金を使って、政府が外国に原発を売ろうとしていること。-

 

-避難した先の北九州にがれきが運び込まれ、
その運搬車を止めようと車のしたに入った妊婦がいたこと。

家畜、動物の汚染。野鳥、蝶、小動物の異常。堕胎する妊婦が増えたこと。

使用済み燃料プールの燃料移送は、万一事故が起きた場合、-

 

-やはり大規模放射能災害になること。
それを1300回繰り返さなければいけないという極限状況に実はあること。

その場合の備えが、自己後二年経った現在でもまったく行われていないこと。
その一方で、オリンピックをやろうとしていること。話してゆく。
人がぬけ、人が入り、延々と集まってくるので-

 

-この話を同じく延々と回し続けなければいけない。
話しつづけて頭痛におそわれ休み、またやる、いう感じなった。

思いのほか規制もなく、三度ほど続けたところで警備員のような
年配の男が3人ほどやってきて「ここは通りだから邪魔になるよ、」と言ってきて、
絵の写真をデジタルカメラで抑えた。-

 

-陽が落ちて、植木の脇に絵を移動させてまたやっていると、ひとりの女性が来て話を聞いてゆく。
100万人にひとりと言われたこどもの甲状腺癌が59人福島で出ている、話すと、
知らなかったようで驚いていた。

「わたしは絵を見る専門家なんです」と言う。絵本を見せると買っていった。-

 

-官邸前に車を移動させてゆく途中迷い、東京駅に着いてしまう。
新装なった東京駅のあたりはビカビカに光っており、節電もくそない。

悪い冗談のようしか思えずわらってしまった。官邸前にたどり着く。
絵を置いて興味をもってきた人間に絵を説明し、絵本を勧め売る。
金をやりとりしていると、-

 

-官邸前デモをボランティアで整理している男がやってきて
「物を売るのはやめて。ここは抗議する場所だから。抗議に集中できなくなっちゃう。」と言ってきた。

これまでなかったことなので違和感を感じたが、とりあえず止め、場所を移動させた。
人のあまりいない場所の壁際に立って同じことをする。-

 

-ライターがないのでやはり別の整理係の男二人に声をかけ借りると、
「金銭のやりとりはやめてください。

うちも警察と場所の問題とか色々話してグレーゾーンでやってるんで。
販売とかしてると色々言われることになるかもしれないんで」と言った。

どうやら統一して自分への対応ができたらしかった。-

 

-”ずいぶん硬くなっちゃったんですね-”自分が深い意味をこめて率直に言うと
「いや、硬くないですよ」と痩せた方の男が言った。丸木美術館のボランティアの方とお会いする。

自分の展示に際したイベントを褒めてくださると、展示にあたってお世話になった方が、
自分の展示に関連して辞めさせられた-

 

-と言った。自分が声をかけた中核派がからんだ人間を呼ぶことの許可をしたというの
で難詰されたらしい。呆れてしまう。国がすすめることがアクセルだとすると、

ブレーキ役の側がこうして内側で機能不全をおこしてブレーキとしては
脆弱なものにしかならなかったことが、一つの大きな問題なのだが。-

 

-また、その道へ戻ろうとしている。内側で規制し合って、機能せず、
ただの物体としてのブレーキ部品のようになってゆく。

アクセルの側からすればこれほど都合のよいこともない。車は疾走してゆく。

 

無主物放浪-午前中、丸木美術館でお世話になった方に電話をかける。

事務局を四年半されていた女性で、原爆被害の惨状を描いた絵を収蔵する美術館という
性格上、時には右翼による電話での脅迫に応対してきた女性だった。

電話口で高圧的に責めてくる右翼の人間に諄々と美術館の意義を説いて-

 

-相手に納得させるような人間味のある女性だった。昨日、その彼女が辞任に追い込まれたことを聞いた。

自分の絵の展示に絡み、丸木美術館で自分が企画したイベントをめぐり、彼女は糾弾されたのだという。
この企画は、もともとは絵の作者として自分が話してくれと学芸員の方に言われた機会を-

 

-無理言って変えさせてもらった会で、二年を経過した時点で行われている反原発、
被曝防護に実際に取り組まれている方々に声をかけ、来ていただこうとしたものだった。

このあたりの詳細は以前書いたので省くが、当初は苦もなく集まってくれるかと思い、
諸方に連絡すると、話がすすむうちに-

 

-雲行きがあやしくなった。結果から言うと、声をかけたうちの三人のうち、
二人は参加できない、と言ってきたのだった。当初は自分が実際に協力させていただいた経緯もある方もおり、
快諾、という感じでお返事をいただいていたのだが、あることを境にふいに連絡がとだえ、どうにかつながると-

 

-異口同音にこんなことを言ったのだった。いわく、「中核派がからんでいるふくしま共同診療所とは、
席を一つにできません。彼らと自分たちが、なにか協力関係にあると思われることを、我々は拒否します。」
わたあめの中から石ころがでてきたような感じだった。自分はなんにも知らず、-

 

-福島市で国民健康保険で甲状腺エコー検査、尿検査、血液検査をいつでもやり、
避難を進めてゆくことを目指すという診療所に一も二もなく賛同したのだった。

県の調査は二年に一度。チェルノ’では半年に一度であることを知っていた。
県の調査はおそらくかなり歪んだものであろうことは、-

 

-詳細を知らずとも予測していた。(国とは独立した場所が見ていかないと、やばいぞ-)
単純に、現時点で必要なことをしている、そう捉えたのだった。

中核派、というのもよく分からない。昔の過激派のなかのひとつくらいかと思っていた。
自分の知識としては何をしていたのかもよくわからない。-

 

-ただ、福島の被曝に対して適切な医療を提供しようとしている、人を逃がそうとしている、
それだけなのだった。

じゃあ、全国的に東北からこどもを受け入れている団体と連携してやっていけば
うまく回るじゃないか、そう思って診療所の名を出すと、とたんに協力できない、となった。(おやおや)-

 

 ※次回に続く

 2016/12/7(水)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】これは捜査機関がクロをシロとして犯人を隠避した歴史的事件である ※36回目の紹介

2016-12-06 22:00:08 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。36回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

5 クロをシロにした検察の大罪 P87~

 これは捜査機関がクロをシロとして犯人を隠避した歴史的事件である。過去の裏ガネ作りの犯罪の発覚を恐れ、それを免れるため、第2の犯罪である犯人隠避罪を犯したのだ。

 これが許されようか。検察は真実のみを追求しこれを確定することを使命とする。それが検察の原点であり、私の義憤の源である。これを私憤という人は誰もいないであろう。

 整理すると、検察は国民の税金である調査活動費予算のすべてを裏ガネに回し、幹部検事の私的な遊興飲食に消費していた。この裏ガネを捻出するため、虚偽公文書作成などの犯罪行為が検察庁の中で公然と行われていた。これが第1の犯罪である。

 次に、検察は第1の犯罪について刑事告発を続けて捜査したが、過去の裏ガネ作りの発覚を恐れ、これを逃れるために、刑事告発事実を認定できるにもかかわらず、嫌疑なしと裁定した。これが第2の犯罪である。

 そして最後は、これらの犯罪事実を現職のまま実名で告発しようとしていた私に対してありもしない事件をでっちあげ、口封じのため逮捕した。これが第3の犯罪だ。

 私は、大阪高検、高松高検がそれぞれ加納氏に対して「嫌疑なし」の裁定を下したことから実名での告発を考え始めていた。そのころ取材で接触していた朝日新聞の落合記者の話では、新聞が検察の裏ガネ疑惑を正面から取り上げるには裏帳簿などの確たる証拠が必要とのことだった。落合記者はかつて愛知県警の裏ガネづくりの実態を裏帳簿をもとにスクープした経験がある。

 

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(クロをシロにした検察の大罪)は、

2016/12/7(水)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


12月5日(月)のつぶやき

2016-12-06 02:29:14 | つぶやき