得点はPKによる1点のみで、1-1のドロー。前節の対鹿島戦と結果は同じ。だが、試合内容は天と地の差。中二日という日程による疲れもあるのかもしれない。それを差し引いても、前半はお粗末この上ないものだった。“ムーヴィング・フットボール”を標榜しているのに動かない。動いてるのは羽生くらいなもの。その羽生も余計に動かされていることもあり、パスミスなどが散見される。平山へ向けてボールを送るも、セカンドボールがことごとく奪われ、タメにもならない。キムヨングンのサイドチェンジは、正確性を欠き、簡単にボールを相手に渡してしまった。
とにかく、後ろ向きのプレイとシュートへの積極性の欠如が多すぎる。最終ラインからビルドアップするも、すぐに最終ラインに戻す、判断や動き出しが遅いから、チャレンジせずにプレッシャーをかけられひとまず後ろへ返す……。ハーフラインを越えて一気にゴール前へと攻め込める機会があるにも、周囲との連係を気にし過ぎるのか、スピードダウンして出しどころを探しているうちにシュートも打てず好機を逃す……の繰り返し。結果はともかく、見ていて面白さが感じられない。重松、中村、赤嶺を途中で投入すると、ゴール前の混戦から重松が倒されてPK獲得。それを重松が決めて同点。それ以降は、前線へ放り込みをかけたパワープレイで勝ち点3を目指すも決めきれず、タイムアップとなった。
選手達本人はそうしてないと思うが、どうもプレイが軽い。いや、軽いというよりもその場の感覚でなんとなしに、という感じか。パスミスにしても、一つ一つのプレイに強い意識と視野、創造力を持たずに、「こうしておけば繋がるはず」というくらいでプレイしてしまっているのかと思うほど。特に、狭い地域でのパスをしながら、という場面が多いが、自ら難しい状況を作り出して、結局奪われてしまうという場面が非常に多かった。普段の練習でどんなにハードにやろうとも、チーム内で相手をするのと実際の敵が相手となる試合では、そのプレッシャーなどの本気度が違う。そこを埋めるのは意識でしかなく、そういう点で、今日の試合はまったくその強い意識と判断力が見受けられなかった。もう少しシンプルにゴール前へと運び、ゴールが見えたらシュートを狙う。そういった単純なものからもう一度改めて考えねばならないのではないか。
◇◇◇
Jリーグディビジョン1 第7節
2010/04/17 味スタ
FC東京 1(0-1、1-0)1 京都
【得点】
(東):重松(73分、PK)
(京):角田(11分)
観衆:18,350人
天気:晴、弱風
<メンバー>
20 GK 権田修一
05 DF 長友佑都
03 DF 森重真人
06 DF 今野泰幸
17 DF キムヨングン
02 MF 徳永悠平
22 MF 羽生直剛
18 MF 石川直宏
08 MF 松下年宏 → 14 MF 中村北斗(63分)
13 FW 平山相太 → 09 FW 赤嶺真吾(69分)
16 FW リカルジーニョ → 24 FW 重松健太郎(60分)
01 GK 塩田仁史
15 DF 平松大志
27 MF 田邉草民
11 FW 鈴木達也
◇◇◇
試合前、京都ゴール裏。
試合前、東京ゴール裏
キッズダンサーズが「ルパン三世」の楽曲に合わせてダンス。
ドロンパも真ん中で踊っています。
選手紹介、権田。
選手紹介、森重。
選手紹介、羽生。
選手達を鼓舞する京都ゴール裏。
戦闘体勢準備OKの東京ゴール裏。
前半、開始直前。
後半、開始。
ホームで勝ち点3を獲れるのか??
試合終了。
終盤は同点に追いついた東京が押し込むも、京都の守備を崩すことが出来ずにドロー決着。
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