降格圏に位置する神戸をホームに迎えた雨中の決戦は、神戸の“残留”への気持ちが勝った一戦となった。東京はACLへの望みを繋ぐためには勝たなければならなかったが、主導権を握りながらも、奥井のパスカットからのドリブル、そしてワンツー・リターンを経ての勢いで打ったシュートがゴールマウスを揺らして失点。一瞬の反撃に対応出来ない、いつも観たような光景で先制を許すと、反撃を期待したが、時間が経つにつれてピッチコンディションが不良となり、蹴ってもボールが止まるというサッカーにならない状態では、思うままにならず。雨中の肉弾戦は、そのまま両者にゴールを生むことなく、終わった。
ザッケローニいわく「イタリアなら中止になってる」というピッチでの試合だったが、東京にとっては先制点を許したことが全て。これでACLの望みは絶たれたが、難敵が続く残り2戦。しっかりと次へ繋げるサッカーを見せてもらいたい。
◇◇◇
<J1 第32節>
2012/11/17 味の素スタジアム
FC東京 0(0-1、0-0)1 神戸
【得点】
(神):奥井(27分)
観衆:17,454人
天候:雨、弱風
気温:10.1度
≪MEMBER≫
GK 20 権田修一
DF 02 徳永悠平
DF 03 森重真人
DF 30 チャン・ヒョンス
DF 14 中村北斗 → DF 06 太田宏介(35分)
MF 04 高橋秀人
MF 08 長谷川アーリアジャスール
MF 18 石川直宏
MF 10 梶山陽平 → MF 32 ネマニャ・ヴチチェヴィッチ(76分)
MF 27 田邉草民 → FW 11 渡邉千真(55分)
FW 49 ルーカス
GK 01 塩田仁史
DF 05 加賀健一
MF 07 米本拓司
MF 17 河野広貴
監督 ランコ・ポポヴィッチ
◇◇◇
≪後半戦≫
07/14 ×FC東京 0-1 鳥栖(A)
07/28 ×FC東京 0-2 新潟(H)
08/04 △FC東京 2-2 浦和(A)
08/11 △FC東京 1-1 柏 (A)
08/18 ×FC東京 0-1 大宮(H)
08/25 ○FC東京 1-0 広島(A)
09/01 ○FC東京 3-1 横浜FM(H)
09/15 △FC東京 1-1 清水(A)
09/22 ×FC東京 1-2 川崎(H)
09/29 ○FC東京 2-1 磐田(H)
10/06 ×FC東京 1-5 鹿島(A)
10/20 △FC東京 1-1 C大阪(A)
10/27 ○FC東京 5-0 札幌(H)
11/07 ×FC東京 0-1 名古屋(A)
11/17 ×FC東京 0-1 神戸(H)
≪今後の日程≫
11/24 FC東京×G大阪(A)
12/01 FC東京×仙台(H)
「ふふふ、誰が何と言おうと、終盤戦陰の主役はこの東京よ」
「降格圏の神戸、ガンバと優勝争いの仙台ですからねぇ」
「まぁ、3連勝して憎まれ口を叩かれるのも、いいかもしれないな。フッ」
…
…
「閣下、大変です。前半終えてガンバがリードしています」
「な、なにィ?」「に、新潟はッ?」
「“ビッグスワン”の援護射撃により、何とか川崎の攻撃を防いでいる模様です」
「大宮はッ!?」
「…申し上げにくいのですが、セレッソ相手に残留力を発揮しております」
「ズ、ズラタンか?」
「い、いえ、ノヴァコヴィッチとの一報が……」
「我が軍の2つのヴィッチより高性能のようだな……」
「このままだと、神戸が危うくなります」
「いや、ガンバがいるだろう。新潟は頑張ってもらうしかないが」
「神戸は残り、柏と広島なのです。ガンバは我が軍と不調の磐田ですので形勢が不利かと」
「うぬぅ、神戸が落ちるとなると……」
「来季の神戸牛グルメが危うくなります。東京サポーターにとっては相当の痛手です」
「新潟、ガンバ、神戸……大宮はッ?」
「大宮は不調の磐田とオレンジ同盟の清水です、ここで神戸が離されては……」
「や、止むを得まい……発動せざるを得ないか」
「閣下、ご決断を!」
「ううむ、仕方ない、“いい人東京”発動せよッ!!」
「全師団に告ぐ、“いい人東京”発動ッ!」
「神戸グルメを守るのじゃーッ!!!」
という会話が味スタVIPルームであったとかないとか(あるかッ!)
◇◇◇
コンコースで愛嬌を振り撒くドロンパ。
その2。
キッズチア。
“ユルネヴァ”中。
神戸サポーターもタオマフを掲げる。
選手整列。
意気揚がる神戸ゴール裏。
田んぼピッチだビッチ!
歓喜に沸く神戸サポーター。
うな垂れ~な東京の選手たち。
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