今夜も一杯! 昭和浪漫

日常生活の中で温故知新に焦点をあてて書いてます。

米国を理解するうえでの知識

2023年03月18日 18時59分10秒 | タウンマネジメント
米国についての講義を再来週に行うので、今日、明日は説明資料をまとめている。普通の米国の概要説明では、ネット読めば済む話で面白くも何ともない。
説明の大きなポイントは2つある。1つが米国の先住民であるインディアンの講義。先住民の歴史を知っておかないと、歴史的なつながりの理由が全くわからないと思う。例えば、なぜ東海岸にIBMがあり、西海岸側のシリコンバレーにスタンフォード大学卒業生を中心にIT企業が集結したのか等米国の色んなビジネス形態の根本を理解するのも歴史を知らないと難しいと思う。
米国もかつては黄色人種(モンゴロイド)のインディアンと呼ばれる人たちが作り上げた文明の国だった。日本では江戸幕府が開かれた1602年に、白人(英国移民)がメイフラワー号でボストン沖に到着し入植を開始し、西海岸を目指して各地のインディアンと戦いながら入植していった。その250年後には、インディアンの絶滅政策の一環として白人たちが保留地を設け、インディアン達を閉じ込め、白人社会の文化を築きあげた移民の国が米国だという事を認識している人は少ない。
自分の米国時代は東海岸、南部、西部などで仕事をした仲間にもインディアンが数名いた。彼等との会話の中で先祖から受け継いできた歴史の一部分を教えてもらった。
白人は全米各地に住んでいた色んなインディアン部族が名付けた土地や川や湖、山の名前の響きをそのまま、英語のアルファベットに置き代えていった。本来のインディアン語の意味が分かれば、どんな地形の場所なのか日本人も理解が簡単。インディアン語に由来する地名の例
(1)酋長の名前の例の市:シアトル
(2)部族名の例:マンハッタン(族)、マイアミ(族)、ヒューロン湖(族)
(3)州の名前の例:アイオア(美しい土地)、ケンタッキー(牧草地)、マサシューセッツ(大きな丘)、ミシシッピー(大河)、ネブラスカ(平らな川)、オハイオ(美しい川)、テネシー(大きく曲がった川)、ワイオミング(大平原)など
(4)町の名前:シカゴ(野生の玉ネギ)、ミルウォーキー(良い土地)、
(5)山や川:ナイアガラ(雷神の水)エリー湖(猫の形の湖)・オンタリオ湖(素晴らしい湖)など
2つ目のポイントが南北戦争とジャズ(奴隷制度の黒人)の歴史。

子供の頃に習った 掛け軸の知識

2023年03月08日 16時27分21秒 | 気がついた事
料亭を経営していた叔母から幼稚園時代に習ったことで、斬新だったのは日本家屋の
床の間に飾る、掛け軸についての説明。今でも鮮明に覚えている。この知識は大人になってお店の日本座敷を使用するときは、仲居さんに講釈ができる位の知識を持っていた。
叔母の料亭では座敷に飾られている以外に押し入れにも常に50~60本以上は積み上げられていた。掛け軸は“常時飾り”の品物でなく、季節飾りが多く、飾り付けには特に厳しかった。
掛け軸はTPOに応じて交換するのが常識で、興味が無い人が見ても、掛け軸の違いは分からないと思う。
分かりやすく言うと、お正月なら門松を飾るべきなのに、まだクリスマスツリーを置いているのと同じくらいの、季節感の差があるのが掛け軸の季節飾り。
季節感が無いのが常時飾り。しかし、掛け軸はかけっぱなしにすると伸びきってしまうので
やはり定期的に交換して巻き戻すことも重要。常時飾りの代表的なものに「ふくろう」の絵がある。縁起物の言われるのが読み方。
フクロウとは、不苦労、福来朗、福老のように幸運を呼ぶ当て字を持つ鳥として飾られる。