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ショートステイ先にすっかり落ち着いた102歳の叔母。
最初はあれだけ部屋が狭いとだだをこねていたのに、「もうずーっとここで過ごしたい」と言い出しました。
しか~し、今の介護保険制度ではショートステイ先はあくまで”ショートステイ”なので、当初は3ヶ月しか利用できないらしい。
かといって、もう今更1人暮らしは肉体的にも精神的にも無理になりました。
特別養護老人ホームは100人とか200人とかの順番待ちらしい。とりあえず申込はしておきましたが、何年先になるやら分かりません。
幸いにと言うか申請していた介護度が要支援2から介護1に認定されたので、この機会に新たな受け入れ先を探そうと、連日叔母に合うような有料老人ホームを廻っています。
どこも満杯ですが、3軒目にここ「エリシオン 薫る坂」を訪問しました。
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正面玄関です。以下の画像は了解を得て撮りました。
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経営母体が病院なのでリハビリ施設が揃えてあります。これなら極力寝た切りになるのを予防できそうです。
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食堂風景です。清潔で木の温もりがあり電球色の明かりにホッとする感じがしました。
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廊下には緑の植木や壁には絵が掛けてあり・・・・・
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打合せをした所です。奥の青年Nさんはとても対応が優しくしかもイケメンだったので叔母はすっかり気に入った様でした。
ああ、ここなら叔母の終の棲家にふさわしいかもしれないと思いました。
ここで、ちょっとした事件。
私たちがいくら気に入っても本人が気に入らなければと、ショートステイ先に向かい連れて来ることにしました。
ところが年末で立ち寄った郵便局が込んでいたり道路の渋滞で約束の時間より30分ほど遅れて着いたら・・・・
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ああ、私も大人げないなぁ・・・「忙しいのに毎日あちこち廻ってるるのよ!!んなら、行くの止めようか?」
どうしても「遅くなってゴメン」って言葉が出てきませんでした。しばしお互い
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102歳を相手に私もやるじゃん!
ま、結局連れて行きましたが、ここでも叔母は「我が道を行く」スタイルを崩しません。
「朝はお茶がゆ、お昼はパンと牛乳!食べることは大事だからこれを守ってくれれば入ってもいい」
集団生活だからねぇ・・・・
1人だけ別メニューの食事が出来るのか検討すると例のイケメンのお兄さんに優しく言われて相好を崩していました。
お正月休みの間に、今まで住んでいたアパートの荷物の整理等をする予定ですが、安心して過ごせる場所がどうやらここに決まりそうです。
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昨夜の夕食です。
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鮭と白菜の重ね蒸し ホワイト餡かけ
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鮭の使い切りメニューの第7弾。今まででこれが一番気に入りました。
茹でた白菜に鮭とベーコンを交互に並べて蒸し、出てきた蒸し汁と牛乳と生クリームとコンソメとコーンスターチでホワイト餡を作りました。
バターは使ってません。でもこの餡に蒸し汁の旨味が出ててとても美味しかったです。
叔母との一件でプンスカしていた気持ちも、優しい味で和みました。
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ご自宅の一人暮らしがいかに大変かお分かりになったのでしょうね。
いやいやではなく施設に入ることができるのは誰にとっても幸運ですよね。
それにしても・・・
叔母様とちらり~んさまのやりとり、
本当の母娘みたいで楽しいです。
そういう関係でいられる方がいらっしゃるからこそ、
叔母様も「我が道を行く」スタイルを堅持できるわけですもんね。
いいなぁ~
まだ、介護認定を受けていませんでしたし、母がここまで回復するとも思わなかったので(現在は一人で元気に暮らしています)見学だけに終わったのですが、わたしもゆくゆくはここが良いかなと思っていた場所でした。
そんなに田舎ではないところ(ちょっと車を走らせれば街にもいける)も良いですよね・・・。隣にスーパーもあるし・・。
叔母様とのやり取りわかりますぅ。。
私も母にイラッとさせられることがしばしばです。
元気な証拠・・・とか、ここまで元気になったのだし・・・とか自分に言いきかせていますが、暮れの忙しい時期(スタッフさんの年末調整の書類に埋もておりました
「年よりは思い込むと命がけだもんなぁ・・・ハハハ
この一言で溜飲が下がるのですがね・・・。
夫の両親&実母・・・来年はどんな年になるのやら。
介護は やった人でないとその苦労がわかりませんよね。
うちの姑は88歳、要介護3になりました。
11月までは要介護2でした。
起床しても何を着ればいいかわからないし その後
何をすればいいのかわかりません。 歯の磨き方は10秒位で終わってしまうし 失禁はあるし。
デイサービスに 週4回行き ショートステイも月に2週間位利用してました。
が、徘徊デビューしてしまいまして またさらに
認知症も進んだので グループホームに入所させ
ました。
心不全があるので 2ヶ月に一度病院へ連れて行くのに 外泊(帰宅)させています。
今 年末年始 又家に連れてきます。
隣にフトン敷いて寝ます。 トイレ誘導しないと いくらオムツや尿取りパッド使っても 心不全があるので夜間尿が多く シーツやベッドパットを濡らすのです。
舅は9年前に亡くなりました。
姑は自分の娘や息子がきても わかりません。
ましてや 孫はもっとわかりません。
私を間違うことはありませんが、夫は時には弟だったり自分の夫だと言ったりします。
長くなりました。
いい施設が見つかってよかったですね。
叔母は義母の姉に当たります。
これが”姑”だと何となく私の心に垣根が出来てしまいますが、叔母なので割と気楽に付き合えてます。
いつもは、少々小煩い事も同じ話もフンフンと聞き流していますが、初めて昨日はもろに感情を出してしまいました。
可哀想かな?とチョッピリ思ったりもしましたが、でも多分当人は人がどう思うと気にしない性格なのでケロッとしているでしょう。
恐るべき、そして見習うべき?性格かもしれません。長生きするためにはね、ヘヘヘ
>夫の両親&実母・・・来年はどんな年になるのやら。
そうですか。クラリスさんもこれから介護の問題に向き合うのですね。
似てる~! 私も夫の両親と実母を仕事しながら1人で看てきましたから。
これで打ち止め!と思ってたら、まだ叔母がおりました。
でも最後の実母の時はとても仕事が忙しくて、突き放す事が多々ありました。
余裕が出来た今「もう少し優しくしてやれば良かった」と思うことがあります。だからその分の穴埋めを叔母にしようと思っているのですが・・・・
ついムキになっちゃいました。
でも、ムキになれる分だけ幸せなのかも知れませんね。
「エリシオン」いい所の様です。
お先に入ってますが、”ホーム友”になれるかも知れませんね。
そうですか。大変なのですね。
>長くなりました。
イエイエ、話すことで気が楽になることもあります。
介護は綺麗な面とドロドロと気持ちが沈殿する面と双方ありますからね。
私も痴呆になった舅の介護で色々体験してきました。
汚物にまみれた衣類に気がつかなくて、他の衣類が洗濯機の中で茶色に染まってしまったりとか、下着を裏返そうとしたらグニュッ生暖かい物に触れたりとか、夏のお風呂入れには化粧がダラリと流れて小岩さんみたいになったりとか・・・・(当時は介護制度がまだ出来てませんでしたので)
だからtotoroka-sanの現状が分かる気がします。
>私を間違うことはありませんが、・・・
恐らく、お世話するtotorokaさんだけに心を許しているのではないでしょうか?
そう思って会話してみると、案外面白い面を見いだせるかも?そうしないとやりきれないですものね。
舅も晩年は痴呆が入ってましたが、私だけは分かってくれてました。
元気な頃は厳格な義父で恐ろしくてまともに口をきいたこともなかったのに、痴呆になってから随分色んな話をしましたよ。
一方的に私の方が喋るのですが、「ウン、ウン」と聞いてくれました。だから調子に乗って旦那の悪口も仕事の不安も心細さもい~っぱい喋りました。
苦しくて涙を流すと、痴呆ながらも心配そうに顔をのぞき込んでくれるのです。
(ああ、書きながら思い出して涙が出てきました)
週末には自宅に連れて帰ってました。靴下穿くのに私を頼りにするので、出来ることは自分でさせようと知らん顔して隠れて見ていると、顔を伸ばして私を捜すのです。
何と可愛いじゃありませんか。
ケケケっとそんな状況を楽しみに変えていましたよ。
人それぞれで状況は違うので一概には言えませんが、totoroka-sanが気持ちが軽くなる方法が見つかるといいなぁと思います。
でもグループホームに入所できてその分だけでも助かりましたね。