こっちは月でてるよ

++日々感じたこと…ひとりごと++

4度目のその日

2005-02-23 | ひとりごと
今日の夕方、入院していた祖父が亡くなりました。

入院して1週間ぐらいで一般病棟に移ったものの、
良くなる気配は見られませんでした。
声を掛けて「分かる?」と聞くとうなづいたり、
声は出ないのに一生懸命話そうとしたり、
苦しそうに涙目になったりしていたので、
見ていてとても辛かったです。

こんな姿のまま、ベッドの上で動けずにいるのは
いったいどんな気持ちなんだろう。
おじいちゃんは何を考えているんだろう。
面会に行く度に思っていました。
手を握ると力強く握り返してくれたので、
それだけが救いでした。

10日前ぐらいに、膀胱にできた腫瘍の手術をしたら
出血が止まらなくなったそうです。
「あまり長くないかも」と聞かされていました。
そして昨夜「危ないかもしれない」と叔父から電話がありました。
今日、母が病院に行った時は落ち着いていたそうです。
でも口からも出血していて、とてもかわいそうだったと。
2,3日は大丈夫だろうと先生に言われて帰ってきたら、
夕方「亡くなった」と電話があったそうです。

私は18日に面会に行っていました。
髪をなでてあげて。
右手を握って。
左手をさすって。
おじいちゃんの体温を感じました。

約半年。
おじいちゃん、辛かったね。
今までよく頑張ったね。
おばあちゃんが亡くなって30年近く。
やっとまた一緒になれるよ。

おじいちゃん、明日会いに行くからね。