撮影:Guillaume Meilgen(メッス)
7月14日のパリ祭(1789年7月14日のバスティーユ奪取を記念する祭日)を目前にして、12日夜、マクロン大統領はテレビ演説を行い、フランスにおける新型コロナウイルス感染症拡大防止のための新たな措置等について発表。
“今までなんとか抑えられてきたけれど、再び感染が拡大されていると。
デルタ株は従来株の3倍の感染力を有しており、今 何か措置を講じなければ、8月以降に入院患者数が再び増加することにため、今夏を「ワクチン接種のための動員の夏」にすると。”
前触れからして嫌な予感が・・・
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下記に記しますが、大まかにまとめると、ワクチン接種をしないと公共の場に立ち入れなくなるようになり、ワクチンの義務化になっています。🥸
医療従事者は完全に強制で、従わない場合は解雇もあります。
PCR検査の結果もワクチン同様通用しますが、どこかに出かけるたびにPCR検査もしていられませんし、今のところ無料ですが、検査料も45€自己負担になっていきます。
レストラン、映画館などなど、あらゆる場所でワクチン証明証の提示を求められ、入場禁止や、職場ではそれに応じない人は解雇されることも。
🙋♂️長男が朝早く電話をかけてきて、同僚は何人かワクチンの申し込みをしてるけど・・・と ちょっとパニクって半泣きでした。
彼はワクチンはしない派です。ワクチンそのものが強制ではありません、自由です。
私は自分がそう決めたのならそれで良いと言ってきましたが・・・今はなんと言って良いかわかりません。ワクチンしろともしないでいいとも。
今日は午後に街のセンターでデモがあるそうです。
文句言いのフランス人が、こんな強制的な政策に黙っているわけはありません。
事態が緩くなるなり、撤回に行って欲しいです。
◾️統計情報
〔各国の必要回数のワクチン接種完了の%〕
提供元: Our World in Data 最終更新: 2 日前
🇯🇵 日本 17.9%
🇺🇸 アメリカ合衆国 48.5%
🇨🇳 中国大陸 ー 必要回数のワクチン接種完了 2.23億(%は発表なし)
🇮🇳 インド 5.4%
🇧🇷 ブラジル 14.5%
🇨🇦 カナダ 43.4%
〔欧州〕
🇫🇷 フランス 36.4%
🇩🇪 ドイツ 42.7%
🇬🇧 イギリス 52.2%
🇮🇹 イタリア 38.2%
🇪🇸 スペイン 44.7%
🇵🇹 ポルトガル 38.9%
🇧🇪 ベルギー 40.1%
🇱🇺ルクセンブルグ 38.9%
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主要国、フランス近国を書き出してみましたが、なるほど、フランスが欧州では摂取率最低です。
これ見て、若きマクロン大統領、きっと焦ってしまったのでしょう。
確かに 私の周りを見ても、摂取している人は少ないです。年寄りはほとんどしていますが、若者はしませんねえ。
私は3月に早々と💉ワクチン打ってもらいましたが、自分の年齢と糖尿病を持っていることを鑑みて、リスクを考えて決めました。もし、私が若くて疾患持ちでなければ、私も打たない派です、きっと。
打ってもらった後、確かにホッとしましたし、恐怖心は減りましたが、治験もあまり行われていない(特に日本人)急拵えなようなワクチンは、どうも信用が……後が怖いです。20年30年先に出るデメリットなら 構わないんですが。20年以上生きることもないので。
日本の女性の平均寿命は 87.5歳だそうで、私がそこまで行くにはあと、約20年はあります。
私の両親も友人の両親も、沢山のご老人がみんな90代半ばまで生きましたから、確かに人生、長生きの時代です。
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マクロン大統領の演説内容。
1 一部の業種に対するワクチン接種の義務化
(1)介護者か非介護者であるかにかかわらず、病院、クリニック、高齢者施設、障害者施設で働く全職員、また、施設や家庭内で高齢者や脆弱な者と接触する専門職及びボランティアに9月15日までにワクチンを接種することを義務付ける。
(2)9月15日以降に確認がなされ、該当者でワクチン未接種の者には制裁がなされる。
2 その他の国民のワクチン接種
(1)その他の国民にワクチン接種を義務化することはしないが、ワクチンをすぐに接種するよう推奨する。60歳以上の者や脆弱な者は最もリスクが高いため、特に推奨する。
(2)新学期から、中学生、高校生、大学生ために、学校施設においてワクチンキャンペーンが実施される。
(3)1月や2月にワクチン接種をした者の抗体や免疫が低下するため、9月初旬からこれまでと同じシステム及び条件下で新たにワクチンが接種できるようキャンペーンを実施する。
(4)ワクチン接種が増加しても、用心し、感染予防対策を継続するよう呼びかける。
3 緊急事態宣言等
(1)13日の閣議において、マルティニーク及びレユニオンにおいて緊急事態宣言がなされ、夜間外出禁止令が発出される。
(2)仏本土においては、感染の拡大(発生率200人/10万人超、入院増加)により各県が個別に判断する場合を除いては実施されず、よりシンプルな措置がとられる。つまり、全員に制限を課すのではなく、ワクチン未接種の者に制限を課すことである。
4 水際措置の強化
今週から、感染リスクの高い国からの渡航者に対する水際措置が更に強化され、ワクチン未接種の者に対しては隔離が義務化される。(※国名は発表されず)
5 衛生パスポート(pass sanitaire)の適用範囲拡大
(1)7月21日以降、50名以上が集まる娯楽及び文化施設で、12歳以上の者に対し、ワクチン接種証明か陰性証明の提示が求められる。
(2)関連法案が採択され次第、つまり8月上旬以降に、カフェ、レストラン、大型商業施設、病院、高齢者施設、医療社会施設や、長距離移動の航空機、列車、バスにおいて、顧客・利用者・職員にかかわらず、ワクチン接種証明か陰性証明の提示が求められる。
(3)感染状況次第では更に適用範囲を拡大する可能性も排除されない。
6 PCR検査の有料化
秋以降に、処方箋なしでのPCR検査を有料化する。これは、複数回の検査の推奨よりもワクチン接種を推奨するためである。
マクロンに乗り移ったか⁉️
このことはまたいつか続くと思う・・・💉💦