じゅうのblog

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『極限トランク』 木下半太

2025年02月01日 18時22分37秒 | ■読書
木下半太のサスペンス作品『極限トランク』を読みました。
木下半太の作品は昨年12月に読んだ『鈴木ごっこ』以来ですね。

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死体と二人きり!? 史上最小の密室劇
「悪夢」シリーズの著者が挑む、「極限」シリーズ開幕!

目が覚めたら、なぜか全裸で車のトランクの中!?
広告代理店に勤める耳原敏夫は、何不自由ない生活を送っていたが、家庭では冷たい空気が流れ、仕事にも虚しさを感じていた。
そんなある日、“コーディネーター"を名乗る男と出会い、「人生には刺激が必要や」という言葉に乗せられるように、妻子に内緒で名古屋へと向かうが……。
なぜ閉じ込められたのか、果たして脱出は可能なのか。
大興奮サスペンス! 文庫書き下ろし。
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2016年(平成28年)に刊行された極限シリーズの第1作です。

 ■Chapter one 孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる――トルストイ
 ■Chapter two 結婚はまさしく相互の誤解にもとづくものである――オスカー・ワイルド
 ■Chapter three 真実は疑いなく美しい。しかも、嘘もまた同様である――ラルフ・ワルド・エマーソン

なぜ閉じ込められたのか、如何に脱出するのか――“極限の密室劇”の幕が上がる……「悪夢」シリーズの著者が贈る、大興奮サスペンス。

悪夢シリーズを彷彿するハチャメチャ感と怒涛のスピード感で一気に読ませる展開の作品でした……面白かったですねぇ、、、

大手広告代理店に勤める耳原(みのはら)敏夫は、人生をコーディネイトするという男・海老原の誘いに乗り、家族に内緒で名古屋に向かう……敏夫は名古屋のホテルで目隠しされたうえに裸で縛られた状態で女性の遺体とともにクルマのトランクに閉じ込めれることとなり、その危機から脱出するために、海老原と駆け引きをしつつ、妻の悦子にも連絡を取ることに……。

クルマのトランクという密室……しかも目隠しされて何も見えない……そんな緊迫した状況下で、物語は二転三転、、、

そして意外な真実が判明するクライマックスへ! 愉しめましたねー 次は続篇を読んでみようと思います。
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