
地籍調査に立ち会った。父が残した山林。父が他界する数年前、まだシャンとしている時に案内された記憶はあるが、はっきりした目印もなく山林に興味もない当方としてはまともに覚えていない。
子供の頃、随分昔の話になるが、その頃は人が山頂まで手を入れて子供の足でも山頂近くまで歩いていけた元里山は、木々が冬枯れするこの時期でないと足を踏み入れるタイミングは無い。
それでも鉈で草を刈り雑木の枝を払いながらの山歩き。二日かけて市の担当と自分の土地と親戚の土地を後のために分筆しながら境界を決めた。後のためというのは、今回ならば名義変更はできないけど分筆は無料。名義変更だけなら簡単。後に分筆をやるとすれば手間と労力、費用は膨大なものになる。
1日目は下手を打ったという眠れないほどの後悔と 、2日目は最善の策が打てたのではという開放感。
父が残した山林は使い道の無い雑木林もあったが(それは父なりに残す意味があったのだと思うが)、それ以外は隣の土地と植生を変えてあり杉の植林をした価値のある土地だったことを確認し仏壇に頭を下げた。
写真は雑木林から見上げた空。