何でこの本を読んだかというと、きっとドイツにいちゃもんを付けたくて、何か探している時に読んだのだと思うが、序章だけでおなかいっぱい。
橡川 一朗 「ドイツの都市と農村」 吉川弘文館
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中世以来のドイツは奴隷を所有する家父長制社会。
市民の自治権は市民自らの手で空洞化され奴隷制を崩さない程度に抑圧されていた。
一般にナチスドイツはドイツ市民の過半数近くに指示され、ナチスの行為は
ドイツ人自身が望んだこと、とされ、今のドイツ人自身も、そう信じている風であるが
実際は、ドイツ人の一部(この本で言うところの、財産を持つ市民たち)が支持していた
にすぎず、多くのドイツ人は、それを支持していなかった・・・そうだ。
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ナチスに関する部分は、筆者も言っているが、ドイツでは支持されないそうだ(笑)。
私は、面白いと思う。今のドイツ人は、誰かに騙されている、または、自分たち自身が
そういうふりをしている。
(2000年 西図書館)