goo blog サービス終了のお知らせ 

投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

武士と荘園支配 -  服部英雄(山川出版社)

武士と荘園支配 (日本史リブレット)
クリエーター情報なし
山川出版社


2004年9月15日 1版1刷 印刷 2004年9月25日 1版1刷 発行

著者は1949年生まれ。東京大学大学院人文科研究科修士課程修了。専攻は日本中世史。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。

いつ買ったのか覚えていないのだが栞の代わりに挟み込んでいたハガキの消印が平成18年になっているから、購入したのはその頃だったのだろう。何度も何度も鞄に入れて持ち歩いたことはあったのだが読めなかった。字面は追えるのだがいまいちしっくりこない。最近やっとしっくり読めました。

この前の「地侍の魂 」では地侍は農家だったと書いたけど、その地侍の登場は15世紀頃。その頃の有力名主から出てくる。この本ではそれ以前の武士の話。武士は狩人であると。山の民、川の民、海の民。殺生を生業とする集団。忌避される存在。坂の者、河原の者と近い存在。そんな話が書いてある。

--↓----------------------------------------------------------------------
P87 「一遍上人絵詞伝」光明寺本
尾張甚目寺で行われたハンセン氏病患者への施行と、それを警護する非人長吏(犬神人)
--↑----------------------------------------------------------------------

もののけ姫に出てくるジコ坊、坊主ではなく河原者なのではと思う。彼が率いている面々の風体は河原者。当時の坊主が物の怪の首を取る役を言いつかるかどうか。P87を見てそう思った。

(2015年2月 私物)

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本のメモ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事