評判が散々で日本での公開は11月10日から11月16日まで。公開期間1週間。同じ映画館で上映されている邦画より短い。アメリカでの興行も成功したとはいえない。アブダビ(Abu Dhabi)から製作費を調達するためにトム・ハンクスとエマ・ワトソンを出演させたような感じだが、この二人ではなくもっと無名の俳優を使っていたら後にジワジワと評価が上がっていたかも(←明日まで上映期間を残しているが過去形)。ま、将来どんな評価になるのはか知る由もないけど。
以下、映画の内容。
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コールセンターで派遣社員として働くエマ・ワトソンは、母親と難病の父親と三人で暮らす。ある日、友人の伝手でサークル社というSNS大手企業で働くことになるところから話は進む。医療保険付きの正社員。サラリーも飛び切り良い。家族もその医療保険の対象となり父も母も喜ぶ。
サークル社はSNSを使って個人の生活を全てオープンにすることを目指す。隠しごとの無い世界、それこそが理想の社会だと。社員にもサークル社での仕事内容だけでなく個人の趣味や個人の抱える課題も社内のサイトでオープンにすることを勧める。積極的に会社が催すイベントにも顔を出すべきと。エマ・ワトソンは任せられた仕事以外は任意のはずとやんわり抵抗する。しかし趣味や私生活の中で個人が抱える課題を社員間で共有することも仕事の一つだと情報開示を促しにきたその担当とおぼしき社員から呆れられる。
エマ・ワトソンは最初はサークル社の考えに懐疑的だった。それでも会社がいうならばと母から送られてきた写真を自身のSNSへ何気なく投稿してみる。ほんの私生活の一部を見させたつもりでこれは幼馴染が母に作ってくれたシャンデリアだと。ところが鹿の角で作ったシャンデリアは批判を集め幼馴染をトラブルに巻き込んでしまう。エマ・ワトソンは一瞬自暴自棄になり趣味のシーカヤックで深夜の海に漕ぎ出し事故にあう。海に落ち遭難したエマ・ワトソンを助けたのはサークル社が海上のブイに取り付けた小さなライブ映像を送信するカメラだった。その事故でエマ・ワトソンは社長のトム・ハンクスの目にとまり、ある提案を持ちかけられる。自身の私生活を全世界に公開してみる気はないかと。
そこから映画は「転」に入る。
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正直、「転」と「結」がまったくダメな映画。いっぱい頭の中で話を補完しながら映画のストーリーを追う辛さよ。110分の作品なのだが後10分使えばこんな荒い内容にならなかったかも。残念な作品。
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