中途半端に暖かい。
寒さが全然身にしみない。
風呂上がりに録画しておいたエルビス・プレスリーの誕生から亡くなるまでのドキュメンタリーを見た。
前半戦は彼のルーツだったり生い立ちなどの話でよく聞いたりしていた話。
後半になり兵役後の復活スペシャルの裏話になり、エルビス本人が物凄い緊張する人で直前でやりたくないと言った話とか興味深かった。
いざ本番になったらそんな事があったの?ってぐらいかっこよく決めて終わってる。
それから沢山の映画の出演にまつわる話。
正直、子供の頃テレビとかでエルビスの映画をやっていて大概同じようなストーリーなんだけど曲とかが好きで見てた。
しかしエルビスはミュージシャンだし映画は宣伝の一つと思っていたけどその裏で動いていた人の影響が凄かったんだなと。
もっと後半、ラスベガスのショーの話になりそこに行く経緯とかも興味深かったな。俺が好きなロニー・タットのインタビューも聞けて嬉しかった。
エルビスは後半世界中を回ってツアーをしたかったらしい。
アメリカ国内とカナダだけしか許されなかった。
エルビスが世界中を回りたいという願いを違った意味で叶えられたのがハワイからの衛星中継。
自分はこれを見てメチャメチャ興奮して画面に釘付けでした。
しかし、それ以降エルビスは世界に出ることはなかった。
その理由がこのドキュメンタリーを見てハッキリした。
1人のわがままな理由でそれが実現されなかったことを知って悲しく思った。
1999年11月23日にELVIS THE CONCERTと銘打ってエルビスのライブを手伝ったリズム隊4人を中心にエルビスの生前のライブ映像と歌声を使ってそれに合わせてバンドが演奏するというスタイルでコンサートが日本で行われました。
当時、自分はそのニュースを知ってチケットをお願いして見に行く事ができました。
ベガス、ハワイなど長年ライブをサポートしたロニー・タットの演奏が始まって他のバンドメンバーも加わり画面上のエルビスが歌い始める。
前にも書きもしたが、いきなり涙が溢れて号泣してました。
この形式のツアーはアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本と世界中を回りました。
この時は、ただそれだけの事と思っていましたが、このドキュメンタリーを見て1つわかった気がしました。
世界中を回りたかったエルビスの思いを叶えるために行われたものだったんだなと。
それを知っていたらただの号泣じゃなくて周りに迷惑をかけるぐらい大声で泣きながらコンサートを見ていたでしょう(終)