阿部薫 どびん茶瓶かおる便

ドラマー、カメラマン阿部薫のBlog
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私のドラマーとしての

2021年10月25日 02時59分00秒 | Weblog

原点になったドラマー、ロニー•タットが1週間ぐらい前に亡くなられたそうです。

中学の時、エルビスのハワイからの衛生中継を見て後ろで叩いているロニーを見て超かっこいい!!と思ってドラムに対する興味が万倍になりました。

ロニーの録音はたくさん。
エルビスのツアーもずっと帯同。

忘れもしない2000年、エルビスのバンドが来日すると広告を見て、知り合いのイベンターさんにチケットを取って頂きました。

ライブはエルビスが歌っている動画に合わせて演奏する形でした。
CCライダーのオープニングのドラムが響き出した途端、私号泣でした。
生のロニーの音が聞けた事と目の前にロニーが居て叩いてる姿を見たら感動で涙が最後まで止まりませんでした。

終わって放心状態で国際フォーラムの階段を降りていたら、イベンターさんが声かけてくれたので心からお礼を言って帰ろうとしたら、楽屋行きますかと言われ、もちろんと即答。

楽屋に通され暫くしたらエルビスのTCB BANDメンバーがやって来ました。

ジェームス•バートン、ジェリー•シェフ、グレン•ハーデン、そしてロニー•タット。

話をしようとしたけど英語が喋れない。
通訳で帯同していた方を捕まえて、話を翻訳してもらいました。

阿部『私は、あなたの演奏を見て聞いたおかげで、自分は今、日本でプロのドラマーとして仕事ができるようになりました。本当にありがとう!』

ロニー『それは良かった!それじゃ、今度はお前を見て聞いている人達にそう思われるようにやりなさい。』

この言葉をもらって家路につきました。
ずっと感動しっぱなしでした。

後に自分がロニーに言われたように出来ているか疑問ですが、その言葉はずっと心の中にあります。

ロニー、安らかにお眠りください。
また向こうでエルビスに会ってセッションできますね。