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【画像】「未来の国宝、上村松園《焔》」 & 大津絵 & 黒電話 - 2022年5月の東京国立博物館総合文化展

2022年05月18日 | 東博総合文化展
2022年5月中旬の東京国立博物館総合文化展。
 
 
本館2階の2室「国宝室」
 
 
 上村松園《焔》1918年 が展示される。
 
 
 上村松園と言えば、《序の舞》(東京藝術大学)と《母子》(東京国立近代美術館)の2点が重要文化財に指定されている。 
 
 《焔》は、現時点では指定を受けていないが、この国宝室における堂々とした佇まいを見ていると、東博の研究員さんが推すとおり、いずれ国宝に指定されうる存在感を備えていると感じる。
 
 150年後、もしくはその先の未来、この国宝室にはどのような作品が展示されているのだろう。
 
 2022年度の「国宝室」は、こういった問いかけのもと、創立150年記念特集「未来の国宝ー東京国立博物館 書画の逸品ー」と題し、東博の研究員が選び抜いたイチ押しの作品を計12点紹介する。
 
 展示スケジュールは、次のとおり。
 
 
 
本館2階特別1室・特別2室 
東京国立博物館の近世仏画ー伝統と変奏ー
2022年4月5日~5月29日
 
 本企画では、東博が所蔵する江戸時代の仏画を次をテーマに紹介する。
・絵仏師・画僧の仏画
・幕末の絵師・狩野一信筆「五百羅漢図」
・大津絵
 
 以下、大津絵の展示作品の画像を掲載する。
 
《大津絵屏風》
江戸時代・18~19世紀 
 
 
 六枚の大津絵を屏風に仕立てています。
 右から「鬼の念仏」「長刀弁慶」「鷹匠」「藤娘」「座頭」「瓢箪鯰」です。
 当初は仏画も多かった大津絵ですが、江戸時代後期には本作品のような画題が人気を博し、縁起物として喜ばれました。
 
《仏法双六》
江戸時代・19世紀
 
《空篋印塔礼賛図》
江戸時代・19世紀
 
《大津絵鐘馗図》
江戸時代・19世紀
 
《大津絵鬼図》
江戸時代・19世紀
 
 
 
平成館1階企画展示室
親と子のギャラリー 翼と羽
2022年4月26日~5月29日
 
気になった作品1選。
 
《有翼人物像》
中国・ミーラン、3〜4世紀
大谷探検隊将来品
 中国西北新疆ウイグルの寺院遺跡でみつかった人物像です。
 大部分を欠失していますが、背中に白い翼があるのがわかります。
 描かれた当初は、大きな翼を広げていたのでしょうか。
 
 
 
本館2階5室と6室の間の休憩スペース
 
 昭和の電話機も、東博のコレクション対象となったらしい。
 
 
 イベント企画「リアル脱出ゲーム 東京国立博物館からの脱出」との関係のようだ。
 同企画は、5月12日から開催。
 時間指定(謎解きキット引換時間)があり、私の訪問日は各時間帯とも当日券は売切れとの案内表示があった。
 この謎解きキットのお値段が2,200円(+総合文化展の入館料が必要)と、内容は知らないが、ちょっとお高いかな、少なくとも特別展の観覧料金よりは高い。
 
 
 なるほど、黒電話を簡潔に解説すると、こんな感じになるのだな。


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