マウリッツハイス美術館展は、日本を発ったあとも、アメリカそしてイタリアと巡回している。
フェルメール≪真珠の耳飾りの少女≫は、これら巡回展でも、引き続き目玉作品として活躍することとなっている。
・マウリッツハイス美術館展
2012年6月30日~9月17日
東京都美術館
出品点数48点
・マウリッツハイス美術館展
2012年9月29日~2013年1月6日
神戸市立博物館
出品点数48点
・Girl with a Pearl Earring: Dutch Paintings from the Mauritshuis
2013年1月26日~6月2日
de Young - San Francisco Museum of Art, USA
出品点数35点
・Girl with a Pearl Earring: Dutch Paintings from the Mauritshuis
2013年6月23日~9月29日
High Museum of Art, Atlanta, USA
出品点数35点
・Vermeer, Rembrandt,and Hals:Masterpieces of Dutch Painting from the Mauritshuis
2013年10月22日~2014年1月19日
The Frick Collections, New York, USA
出品点数15点
・Da Vermeer a Rembrandt, capolavori dal Mauritshuis
2014年2月8日~5月25日
Palazzo Fava, Bologna, Italia
出品点数40点
出品点数は、日本が48点と最も多く、フリック・コレクションではなんと15点にまで絞られる。
超厳選された15点は、次のとおりである。
1:フェルメール≪真珠の耳飾りの少女≫
2:レンブラント≪シメオンの賛歌≫
3:レンブラント≪羽根飾りのある帽子をかぶる男のトローニー≫
4:レンブラント≪スザンナ≫
5:レンブラント≪老人の肖像≫
6:ハルス≪ヤーコプ・オーリカンの肖像≫
7:ハルス≪アレッタ・ハーネマンス(ヤーコプ・オーリカンの妻)の肖像≫
8:ピーテル・クラースゾーン≪ヴァニタスの静物≫
9:カレル・ファブリティウス≪ごしきひわ≫
10:ニコラス・マース≪レースを編む老女≫
11:ヘラルト・テル・ボルフ≪手紙を書く女≫
12:ヤン・ステーン≪牡蠣を食べる娘≫
13:ヤン・ステーン≪親に倣って子も歌う≫
14:ヤーコプ・ファン・ライスダール≪漂白場のあるハールレムの風景≫
15:アードリアーン・コールテ≪5つのアンズのある静物≫
いずれも日本でも出品されている。
日本には出品された、レンブラント≪自画像(1669)≫やハルス≪笑う少年≫がないのは寂しい。
また、フェルメール≪ディアナとニンフたち≫もない。
ただ、≪ごしきひわ≫や≪牡蠣を食べる娘≫は、外していない。レンブラントも4点。
オランダ絵画黄金期の名品をダイジェストで楽しめると思う。
来年2月からのイタリア・ボローニャの出品点数は40点まで復活する。日本で出品されていない作品が出ることがあるのだろうか。