東京でカラヴァッジョ 日記

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山口県のハマスホイ展における「新しい鑑賞様式」

2020年05月22日 | 展覧会(日記)
   山口県立美術館のハマスホイ展がようやく開幕することとなった。喜ばしいこと。
 
 
会期。
変更前:4/7〜6/7
変更後:5/26〜6/7
 
   残念ながら、会期の延長は無し。
   会期中無休で、13日間限りの開催となる。
 
 
開館時間。
平日:9:00〜18:10(最終入館16:30)
土日:9:00〜20:00(最終入館18:20)
 
   当初は9:00〜17:00(最終入館16:30)(GWの4日間は〜20:00)だったので、拡大したように見える。
 
 
主な制限事項。
 
1   県外の人は、現時点での来館は遠慮願います。
 
2   入場整理券方式。
a)毎日8:30から先着順で当日分を配布。
b)平日最大650枚、土日最大800枚。
→13日間の最大入場者数は、650×9+800×4=9000人。
 
3   入場時間、入館人数の制限。
a)入場は、整理券にて指定された時間帯。15名ずつ10分間隔。
 
4   館内の滞在、展示室内での鑑賞と移動の制限。
a)入館から退館までの滞在時間は、最大130分。
b)各展示室は、展示室ごとに指定された時間内での鑑賞
・展示室1    30分
・展示室2    20分
・展示室3    30分
・その他       50分
   (検温等やショップの滞在を含む)
c)各展示室間の自由な移動は不可。スタッフが次室へ誘導
 
4   入館時に体温チェック、「問診票&連絡先記入用紙」の提出。
 
5   音声ガイドの貸し出し無し。館内での、水を含む飲食物の提供無し。
 
 
 
   ガイドラインに沿えば、こうなるでしょうねえ。
 
 
 
   さて、気になるのは、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の行方。
 
   5/18、国立国際美術館は、6/2から再開することを発表。
   開幕延期中であった「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」展は、会期を4/4〜6/14から、6/2〜9/末or10/初旬に変更するという。
 
 
   国立西洋美術館は?
 
 
 
   同じロンドンに所在する「コートールド美術館展」は、無念の中止。
 
東京都美術館 
2019年9月10日~12月15日
 
愛知県美術館
2020年1月3日~3月15日
→3/1をもって閉幕。
 
神戸市立博物館
2020年3月28日~6月21日
→開幕を当面延期。
→5/21、開催中止を発表。


2 コメント

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Unknown ()
2020-06-06 20:05:05
小野 精士 様

コメントありがとうございます。

山口のハマスホイ展の鑑賞様式の徹底度には感心しているところです。
やむを得ませんが、展示室あたりの滞在時間が制限されるとか、展示室間を自由に移動できないとか、前の展示室に戻れないとか、私にはちょっと辛いかも。
展示1作品あたり1〜2名の入場者に制限した場合、小野様がおっしゃっているとおり、快適な鑑賞環境が確保できるのですね。小さいお子様連れや年配者、障害者にも相当程度優しい環境になると思われます。

今後の実現性を考えると、事業収支との兼ね合いでは難しいだろうし、超過需要を傍観するもどうかと。対策として入場料の値上げもありますが、その場合はあわせて招待券配布のあり方も再検討して欲しいと思います。

それらはともかく、今回の主催者の開催努力に対して、私も敬意を表したいと思います。

ハマスホイ展よかったですよね。
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行ってきました、山口展 (小野 精士)
2020-06-06 12:05:50
上野の東京展に行った日に臨時閉館を知り、そのまま閉館。山口展もやきもきしていましたが、開館に喜び勇んで行ってきました。美術展の採算というものは、協賛企業を含めてどういう経費負担なのかは、全く知りませんが、それを度外視して、観る側からすれば、ヨーロッパの美術館で鑑賞しているような人の少なさでした。10分刻みの15人グループですから、同一展示コーナー(20分から30分制限)には、30人から545人という少なさです。パリのオルセー・ルーブルは別格としてもアムステルダム、マウリッツハイス、ゴッホ、オランジュリー、コトールド等で、まじかに観れる人の少なさと一緒でした。上野の森美術館のフェルメールのように時間制限入場にしても館内は、ごった返していましたし、会館間際か、閉館直前しか有名展の作品堪能は無理なのかと思っていたなかの今回でした。絵画鑑賞には最適でした。今後、コロナ以降もこういう形の再構築での美術展を望みます。この状況での開館努力と開館方法の考案に敬意を表します。
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