東京国立博物館の会員制度として「メンバーズプレミアムパス」が登場したのが、2017年4月のこと。3年半前、もうそんなに経ったのか。
そして、私の3回目の「メンバーズプレミアムパス」が今月有効期限を迎えた。
といっても、2/27から6/1までの臨時休館があったため、96日間分の延長手続きが可能な状況にあるが、特別展観覧券4枚を使い切ったため、次回の特別展訪問時に新たに購入するつもりでいる。
以下、3回目の「メンバーズプレミアムパス」利用状況を記載する。
●東京国立博物館の特別展観覧券を4枚お渡しいたします。
【鑑賞実績】
1)「正倉院の世界」展 前期
2)「正倉院の世界」展 後期
3)「きもの KIMONO」展
4)「桃山 天下人の100年」展
「法隆寺金堂壁画と百済観音」展が会場準備万端にもかかわらず中止になったことが残念。
●国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の特別展を割引料金(団体料金)で観覧いただけます。
団体料金が前売料金より安い特別展であれば、多少のお得感がある。今回の行使実績は1回。
1)第71回正倉院展(奈良博)✳︎
なお、臨時休館があけた再開後の特別展では、団体割引の設定自体がなくなっており、本パス提示による団体料金割引もなくなっている。
✳︎ちなみに、奈良博の今年の第72回正倉院展の観覧料金は、一般2,000円と昨年(1,100円)より大幅アップ(かつ、常設展示の鑑賞不可)。10/24〜11/9の17日間の会期。前売日時指定券を導入し、1時間ごとの入場者数は約260名とのこと。会期中の入場者数を計算すると、44千人(1日あたり2.6千人)程度と、例年の5分の1程度。ローソンチケット・チケットぴあとも、既に販売予定枚数終了(運が良ければ復活することもありうる模様)。
●国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の総合文化展(平常展)を何度でも観覧いただけます。
上野で時間があれば、気軽に東京国立博物館の総合文化展を訪問できることは有難い。
【主な鑑賞実績】
1)国宝《聖徳太子絵伝》鑑賞(2019年11月)
2)「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」(2020年1月)
3)国宝《地獄草紙》、国宝《納涼図屏風》鑑賞(2020年8月)
2020年は、毎年GW恒例の「新指定 国宝・重要文化財」展が中止になったのが残念。
●ミュージアムシアター鑑賞チケット引換券
利用実績なし。
さて、2020年4月に総合文化展の観覧料の改定が行われ、一般は620円から1,000円に値上げされた。
特別展の観覧料も、総合文化展の料金改定および日時指定入場制の導入による入場者数制限を背景として、料金アップが予想された。今秋の「桃山-天下人の100年」展では一般2,400円と、その一つ前の「きもの」展の一般1,700円と比べ、大幅アップとなった。
2020年4月の総合文化展の観覧料改定時には見送られた東京国立博物館の会員制度の料金改定も、2021年4月には行われるはずである。
どれほどのアップになるか、内容を変えるのか(例えば、特別展観覧券の配布を1枚減らして3枚にする)、あるいは、その合わせ技なのか、注目している。
それはそれとして、現在「メンバーズプレミアムパス」のお得感が非常に増している状況。
そのため、次回の特別展の訪問(希望では「桃山-天下人の100年」の後期)時に、4回目の購入を考えているところ。