東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

ルノワール展(東京VS大阪)

2010年06月29日 | 展覧会(西洋美術)

ルノワール展。東京・国立新美術館のあと、大阪・国立国際美術館に巡回していましたが、この27日に閉幕となりました。

6月10日のYomiuri Onlineの記事で、「ルノワール展大人気」の記事が出ていました。
「同じ展覧会を東京と大阪で巡回させた場合、人口規模などから、大阪の1日平均入場者数は東京の65%とされるが、ルノワール展は90%に達している」
「学芸員は「コピー効果で、東京展に迫りそう」と話す」

さて、大阪展の入場者数は東京展に迫ることができたのでしょうか。

東京の入場者数は、335,429人。

大阪の入場者数は、28日にHPに掲載。その数字は、

321,024人。

うーん、惜しくも14千人下回り、東京の95.7%。
最終日は入場者8.6千人らしいので、あと2日あればというところ。
強豪国相手に互角以上に戦ったものの、今一歩で金星ならずという感じ。

では、1日当たりの入場者数を比べると、

東京が1月20日~4月5日。火曜を除く開催日数は66日。
大阪は4月17日~6月27日。祝日以外の月曜を除く開催日数は63日。

したがって、東京5,082人、大阪5,095人。
まあなんということでしょう、大阪が上回りました。

最近の主要展覧会の東京・関西比較。

ルーブル美術館展 :東京85.1万人、京都61.8万人(72.6%)
THEハプスブルク展:東京39.0万人、京都24.7万人(63.3%)

やはりルノワール展は関西で大人気だったといえるのでしょう。

要因は、期間中にGWが含まれていたこと、何よりも「可愛いイレーヌ」効果があったこと(そのため、東京より大阪を選んだ人、東京鑑賞済でありながら大阪にも行った人(私もその一人)が出たこと)こともあるのでしょう。

ちなみに、昨年の「だまし絵」展の入場者数は、神戸展が東京展を上回ったようです。
地域の気質も影響したのかもしれません。



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