ルノワール展。東京・国立新美術館のあと、大阪・国立国際美術館に巡回していましたが、この27日に閉幕となりました。
6月10日のYomiuri Onlineの記事で、「ルノワール展大人気」の記事が出ていました。
「同じ展覧会を東京と大阪で巡回させた場合、人口規模などから、大阪の1日平均入場者数は東京の65%とされるが、ルノワール展は90%に達している」
「学芸員は「コピー効果で、東京展に迫りそう」と話す」
さて、大阪展の入場者数は東京展に迫ることができたのでしょうか。
東京の入場者数は、335,429人。
大阪の入場者数は、28日にHPに掲載。その数字は、
321,024人。
うーん、惜しくも14千人下回り、東京の95.7%。
最終日は入場者8.6千人らしいので、あと2日あればというところ。
強豪国相手に互角以上に戦ったものの、今一歩で金星ならずという感じ。
では、1日当たりの入場者数を比べると、
東京が1月20日~4月5日。火曜を除く開催日数は66日。
大阪は4月17日~6月27日。祝日以外の月曜を除く開催日数は63日。
したがって、東京5,082人、大阪5,095人。
まあなんということでしょう、大阪が上回りました。
最近の主要展覧会の東京・関西比較。
ルーブル美術館展 :東京85.1万人、京都61.8万人(72.6%)
THEハプスブルク展:東京39.0万人、京都24.7万人(63.3%)
やはりルノワール展は関西で大人気だったといえるのでしょう。
要因は、期間中にGWが含まれていたこと、何よりも「可愛いイレーヌ」効果があったこと(そのため、東京より大阪を選んだ人、東京鑑賞済でありながら大阪にも行った人(私もその一人)が出たこと)こともあるのでしょう。
ちなみに、昨年の「だまし絵」展の入場者数は、神戸展が東京展を上回ったようです。
地域の気質も影響したのかもしれません。