東京でカラヴァッジョ 日記

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オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(番外編)

2010年06月27日 | 展覧会(西洋美術)

大人気のオルセー美術館展。

入場者数が、6月10日(14日目)に10万人、21日(24日目)に20万人を超えたそうです。
残り会期は(6月23日からカウントして)48日間。60万人は固く、どこまで伸びるのか注目です。

本展覧会の宣伝文句。
●モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソー、傑作絵画115点 空前絶後
●「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは二度とない」(ニコラ・サルコジ フランス共和国大統領)
●「計画当初には、このように値段のつけられない作品による展覧会を世界巡回させることに懸念もあったが、オルセー美術館が誇る100のマスターピースで展覧会を開催したかった」(ギ・コジュヴァル オルセー美術館長)
●「この展覧会は、オーストラリアにおいて空前絶後の出来事である」(ケビン・ラッド オーストラリア連邦首相)

2011年秋まで続くオルセー美術館の改装工事中だからこそ実現した世界巡回展。巡回先は次の通り。

2009年12月4日~2010年4月5日
オーストラリア国立美術館(キャンベラ)

2010年5月26日~8月16日
国立新美術館(東京)

2010年9月25日~2011年1月18日
デ・ヤング記念美術館(サンフランシスコ)

オーストラリアでも大人気だったらしく、会期を4月18日まで延長、かつ、17日朝9時~18日17時までは32時間ずっと開館したとのこと。
首相の言葉も単なる儀礼ではなさそうです。
なお、HPでは出品作(113点)全ての図像と解説が確認できます。便利なHP。
 (http://nga.gov.au/Exhibition/MasterpiecesFromParis/

オルセー美術館の改装工事中の世界巡回展は、これ一つではありません。
もう一つ、展覧会が世界巡回中です。
題して「From Manet to Impressionism A Modern Renaissance」(Birth of Impressionism)。

2010年1月11日~4月22日
Fondation MAPFRE(マドリード)

2010年5月22日~9月6日
デ・ヤング記念美術館(サンフランシスコ)

2010年10月14日~2011年1月23日
Frist Center for Visual Arts(テネシー州Nashville)

そう、サンフランシスコでは両方の展覧会が連続して開催されるのです。すごい。

今開催中のデ・ヤング記念美術館のHPによれば、次の作品(英語表記のままです)など約100点が展示されているそうです。

・The Fife Player (マネ、1866)
・Racehorses Before the Stands (ドガ、1866-1868)
・Family Reunion (バジール、1867)
・The Magpie (モネ、1868)
・The Cradle (モリゾ、1872)
・The Dancing Lesson (ドガ、1873-1876)
・The Floor Scrapers (カイユボット、1875)
・The Swing (ルノワール、1876)
・Red Roofs, Corner of the Village, Winter Effect (ピサロ、1877)
・Saint-Lazare Station (モネ、1877)
・Rue Montorgueil, Paris. Festival of June 30, 1878 (モネ、1878)
・Snow at Louveciennes (シスレー、1878)
・L’Estaque (セザンヌ、1878-1879)
・Portraits at the Stock Exchange (ドガ、1878-1879)
・The Birth of Venus (ブークロー、1879)

フランス大統領の言葉も一概におおげさとは言えないようです。

もしどちらか一つを選べと言われていたら。
どちらの展覧会を選びましたか。



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